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NTTドコモ新社長前田義晃氏はリクルート出身の転職組 NTT生え抜き以外では初めて(有森隆)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月4日 9時26分

 ドコモが開発したiモードは一世を風靡したが世界標準になれなかった。携帯機器メーカーはヨーロッパの通信規格を取り入れたからだ。iPhoneの登場でスマホ時代に本格的に入り、日本のメーカーの製品はガラパゴスと酷評された。

 NTTは次世代通信規格「IOWN(アイオン)」で、iモードが果たせなかった世界標準に挑戦する。ドコモがIOWNの仕様や規格を担う。

 NTTのエリートコースを歩んできた栗山氏ではなく、前田氏が社長に就任することは、見方を変えれば、ドコモ出身者がトップに復帰することを意味する。コンテンツを中心に勢いがあったiモード時代のドコモに、再び戻ることを期待しての、澤田氏の大抜擢であった、かもしれないのだ。

「転職組」の前田氏が、大きな期待に応えることができるかが問われている。〈栗山氏は多くの人が認める実力派。(彼を外したことによる)NTTの将来を心配する声まであった〉(前出の日経クロステックから)。前田氏にはこうした世評を余計なお世話と、背負い投げにする気概を持って欲しい。

(有森隆/経済ジャーナリスト)

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