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「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月5日 9時26分

「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

ダンディー&セクシーオーラが凄まじい!(C)日刊ゲンダイ

 観客動員数107万人、興行収入14.7億円を突破した現在公開中の映画「帰ってきた あぶない刑事」。2016年に公開された前作「さらば あぶない刑事」の興収16.3億円を超えそうな勢いだ。

 ご存じの通り「帰ってきた」は、舘ひろし(74)と柴田恭兵(72)主演の人気連ドラ「あぶない刑事」シリーズの映画化。1980年代後半に日本テレビ系で放送された連ドラは社会現象を起こし、シリーズ第2作「もっとあぶない刑事」や、スペシャルドラマ、映画も制作されるなどしてきた大人気コンテンツだ。

「前作の映画より今作の方が面白かった――そんな声が周囲で結構あります。実際、各映画サイトのレビューを見ても、『帰ってきた』は非常に評価が高いし、リピーターも多い。地域によっては公開終了というところもあるようですが、逆に延長する映画館もある。前作超えの興行収入はまず間違いないでしょうし、次作への弾みもついた」(週刊誌芸能記者)

 横浜港署捜査課の刑事コンビ、タカ(舘)とユージ(柴田)の破天荒な捜査ぶりが視聴者を引きつけた「あぶデカ」シリーズが放送された80年代後半といえば、SNSも配信もなかった時代。ビデオデッキで録画はできたが、大ヒットドラマは翌日学校や職場で話題になるから、当時は誰もがリアルタイムで見たがったものだ。

「作る方だけではなく見る方も必死だった時代です。だからこそ好きだったドラマのことは脳裏に強く刻まれているし、ずっと長く熱烈にファンでいるという人が多いんだと思います」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏。「帰ってきた」も鑑賞したというが、「平日午後にも関わらず客席は8割程度埋まっていた」とのこと。

■早乙女太一の演技も印象的

「舘さんのバイク姿や、柴田さんの軽々とした身のこなしなど《変わらない》場面が満載でした。スクリーンからあふれ出すような舘さんと柴田さんの芸能人としての別格感というか、凄まじいオーラを改めて実感しました。佇まいだけで迫力を出せる2人と対峙して気を吐いていた早乙女太一さんの演技も印象的で、内に秘めた狂気を、静かな演技とゾッとするような冷たい目でよく表現されていたと思います」(前出のエリザベス松本氏)

 ネット上には早くも次作を待ち望むあぶデカファンの声も多数。前作からは8年かかったが、いまから8年後といえば舘も柴田も80代になる。

「今年5月の横浜DeNAベイスターズvs広島東洋カープの始球式で投げた柴田さんの華麗なフォーム。公開初日のレッドカーペットで舘さんが浅野温子さんを颯爽とお姫様抱っこした様子など……あの2人は年を取らない魔法にかかっているのでは? なんて思っちゃいますが、それでも80代ではさすがにアクションは厳しいでしょう。スペシャルドラマでもいいから、間を空けずに次が見たいと望むファンは多いはずです」(映画配給会社関係者)

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