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元プロ野球選手・新垣渚氏が引退後から始めた投資術を語る「いま順調なのはリート」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月5日 9時26分

児玉 なるほど。もしもその時にどんな情報があったら、あるいは何を勉強していたら売らずに持ち続ける判断ができたと思いますか。

新垣 為替レートを気にして見てばかりいたから不安になったのが失敗でした。長期保有すると決めたなら「もうレートを見なくてもいいや」ぐらいの精神が大事なのでは?

児玉 気にしすぎないのが重要という事ですね。例えば投手の場合、緊張する場面でコーナー四隅を狙って投げるとなれば、なかなか難しいと思いますが、キャッチャーが「ミットを狙え、真ん中でいいから来い! とにかく強い球を投げろ」とくればパワーが出たりするものですよね。そんなアバウトさが大事なのかもしれません。

新垣 四隅ギリギリに投げた後に大惨事になることがありますからね。それよりも少しの失敗は大丈夫だとド真ん中に投げた方がいいっていうことと同じですね。

児玉 投資も真剣勝負になるほど、技術は高めつつも気持ちの面での気楽さが大事ということです。

新垣 話は変わりますが、投資は分散したリスクヘッジした方がいいですか?

児玉 そうですね。やっぱり異なる性質の資産を分散させておくという一つの原則があります。

海外リートの投資信託が好調…

新垣 いま割とうまくいっているのがリートです。僕の給料がほぼ生活費になって、リートの配当金を子どもの習い事やその他に充てています。今のところ基準価格があまり動かないので、毎月配当金が入ってくるところがありがたいです。

児玉 どんなものを選んでいますか?

新垣 USリートの投資信託です。配当利回りが日本なら3~5%なんですけど、USリートだと10数%あるので、長期で持ち続けたら基準価格が下がってもそれほど影響がないかなと思います。

児玉 外貨資産ですし利回りがいいですから、6~7年あれば配当だけで回収できそうですね。

新垣 はい。最近はネット証券も開設したので、アドバイスいただきながらいろいろと自分でやっていこうと思っています。

児玉 最近の若い選手は、現役の間から割と投資に対する意識が高まっている気がしますがいかがでしょうか?

新垣 でも、なかなか行動には移せていないと思います。時間もないですし、専門的な信用できる人がついていないとお金の運用は厳しいと考えます。

児玉 外国の選手と日本の選手とでは投資に対する考え方が違うという風に言われていますが、海外でプレーしている選手と日本国内の選手とで、投資に対する向き合い方の違いがあるものですか?

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