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混沌のセ・リーグは阪神&広島がV争いの軸 両チームのキーマンを飯田哲也氏が占う

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月5日 15時12分

混沌のセ・リーグは阪神&広島がV争いの軸 両チームのキーマンを飯田哲也氏が占う

近本光司(C)共同通信社

 4日、首位広島と2位阪神による首位攻防戦は広島が3-3の八回に一挙4点を奪って勝利。阪神はこのカードを2勝1敗と勝ち越したが、ヤクルトを破ったDeNAに代わり、広島に3ゲーム差の3位に転落した。

 セ・リーグは現在、首位から最下位まで7ゲーム差の混戦模様。夏場を迎え、昨季1、2位の阪神と広島を軸に、熾烈な首位争いを繰り広げそうだ。

 評論家の飯田哲也氏は「セの優勝争いは最後まで分からないですが……」と前置きした上で、「阪神のキーマンは近本光司(29)です」と、こう続ける。

「高い出塁率を誇り、足もある近本がしっかり機能するかどうか。今後、大山や佐藤輝が調子を上げていったとしても、近本が塁に出なければ、打線のつながりが生まれません。昨季と比べて大きく打撃を崩している様子は見受けられませんから、いずれ調子は上がってくるとは思います。ただ、その時期がいつになるかでしょう」

 阪神はこの日、敗れはしたものの、近本が先頭で三塁打を放った九回に2点を返した。

■広島の鍵を握るのは先発陣

 一方の広島はどうか。

 打線はチーム総得点がリーグ3位タイの215と、阪神同様に得点力は高いとは言えないが、総失点(173)は同2位の巨人(198)を大きく下回るリーグ最少だ。前出の飯田氏は「鍵を握るのは先発投手陣でしょう」と、こう続ける。

「全体的にスタミナがあって、長いイニングを投げることができるうえに、4日に先発したアドゥワは4回3失点ながら、ここまで安定した投球を続けている。床田、大瀬良、森下、九里を含めた先発5人衆は阪神を上回っているといっていい。2位になった昨季から今季にかけて勝ち星を積み重ねることで、勝ちグセが付いてきていることも大きいと思います。阪神や巨人と比べて若いチームですから、勝ち続ければどんどん勢いも出てくるでしょう」

 借金を抱えるヤクルト、中日は大きな上積みが必要だが、DeNA、巨人も十分に優勝を狙える位置にいる。

 混沌のセ。最後に笑うのはどこか。

  ◇  ◇  ◇

 阪神はV争いを演じているとはいえ、チーム状況は「老将の大暴走」状態にあり、選手フロントは困惑、“公開処刑”にコーチも委縮している。いったい何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。

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