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巨人とDeNAは新助っ人獲得も阪神・岡田監督は補強に否定的…問われる虎フロントの育成力と組織力

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月6日 9時26分

巨人とDeNAは新助っ人獲得も阪神・岡田監督は補強に否定的…問われる虎フロントの育成力と組織力

岡田監督(C)日刊ゲンダイ

 巨人が5月に新助っ人野手のヘルナンデスを獲得したのに続き、DeNAも5日、左打ちの内野手であるマイク・フォード(32=レッズ)と契約合意したと発表した。

 メジャー通算37本塁打のこの助っ人は、故障がちのオースティンのバックアップとともに、左肋骨の疲労骨折で登録抹消された筒香の穴埋めも期待されている。

 優勝を狙う2球団が補強に精を出す一方、全くの音無しなのが阪神だ。

 阪神の助っ人野手は、今季2年目を迎えるノイジーとミエセスが揃って不振。それも影響してか、チーム打率.222(4日現在)と歴史的な貧打にあえいでいる。

 先月行われた親会社・阪急阪神ホールディングスの株主総会では、株主から「なぜ、新外国人選手を補強しないのか。打てないノイジーとミエセスをなぜ、なんで使っているのか不思議でならない」と、批判を浴びた。

 谷本オーナー代行は「ノイジー、ミエセスにつきましては、まだまだ年齢が若い選手で可能性を秘めた選手であるという判断を監督、フロントともにしております。これからの活躍に期待していただければ」と、回答したが、今年28歳のミエセス、今年30歳のノイジーを若いとするのはいかにも無理がある。

 そもそも岡田彰布監督(66)にとって、野手の助っ人はあくまで「保険」でしかない。昨季は重用したノイジーには6月28日に今季2度目の二軍降格を命じた。ミエセスも6月14日以降、二軍暮らしが続いている。

「岡田監督は生え抜き中心のチーム作りを目指しており、若手を抜擢するつもり。そもそも、フロントの外国人のスカウティング力をあまり信用していないフシもある」と、コーチ経験のある球団OBがこう続ける。

「過去10年間で阪神の外国人野手でそれなりに成功したといえるのは、ゴメス、マルテ、サンズくらい。20人弱の選手を獲得して、年俸300万ドル(約3.4億円=当時レート)のロサリオ、年俸250万ドル(約2.8億円)で2年契約のロハス・ジュニアなど、高額契約を結んだ選手は軒並み失敗に終わっている。途中入団したロジャース、ナバーロ、ソラーテも散々でした」

 純国産打線で優勝争いを目指すのは、首位の広島も同じ。開幕直後にシャイナー、レイノルズが相次いで故障離脱。レイノルズは今季中の左肩手術からの回復が見込めないため、先月下旬に契約解除。シャイナーも二軍戦で打率1割台と苦戦が続いている。

 阪神のフロントは近年、ドラフト中心の育成路線を進めている。ポンコツ助っ人の穴を埋める若手が頭角を現すのか。若手シーズン折り返しを迎えてなお、歴史的な貧打が解消されない中、フロントの底力が問われている。

  ◇  ◇  ◇

 岡田監督にも当然、焦りが募っているようだ。盟友である掛布雅之氏がズバリ指摘した岡田監督の「不可解な言動」とは……。

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