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堀琴音もメリットに言及 なぜシニアのイメージが強い「長尺パター」 を若手プロが使いだしたのか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月6日 9時26分

堀琴音もメリットに言及 なぜシニアのイメージが強い「長尺パター」 を若手プロが使いだしたのか

掘琴音(C)共同通信社

【ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ】

 前週の試合で惜しくも2位に終わった堀琴音(28)。今週の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」(北海道・真駒内CC空沼Cコース=6667ヤード・パー72)も2日目が終わって、首位の川﨑春花(21)に5打差の通算6アンダー4位タイにつけている。

 この日は14番パー3(164ヤード)で、グリーンをとらえたティーショットが2バウンドしてピンを直撃。そのままカップに吸い込まれた。2016年「CAT Ladies」2日目3番ホール以来、8年ぶり2度目のエースとなったが、使用クラブは当時と同じ4番ユーティリティだった。

 ホールインワンにパターはいらないが、堀といえばこのところ長尺パターが代名詞。イップスに近い状態だった昨年、原江里菜の助言で使いだした。それから約1年。最近はアドレスを決めたらボールを見ないで打つ「ノールックパット」が話題になっている。堀いわく「(ボールを見ないと)ストロークを気にしなくてすむ」そうだ。

 かつて長尺パターはシニアプロの使用率が高く、レギュラーツアーで使っている選手は少なかった。最近は男女の若いツアープロでもよく見かける。

 ゴルフギアに詳しいクラブアナリストのマーク金井氏がその理由をこう語る。

「昭和の頃に比べると、国内のグリーンもかなり速くなった。高速グリーンになれば、より繊細なタッチが求められるからパターヘッドの速度が遅くなる。スピードが遅くなれば、ヘッドの動きが安定しない。長尺パターは振り子のようにヘッドを動かせるので、ヘッドが安定して動く。ベテランから普及したのは、パットを外す怖さを知っているため指が動かなくなるからです。昔は『長尺はシニアが使うもの』というイメージが強く、メリットはわかっていても、パターが下手と思われるのが嫌で使わない人も多かった。今の若いプロはいいものであれば積極的に取り入れる。合理的です」

 ニギリに負けたくなければ、昭和生まれのおじさんゴルファーもお試しあれ。

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