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古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月7日 9時26分

古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性

古川琴音(C)日刊ゲンダイ

 旧ジャニーズ事務所(STARTO ENTERTAINMENT社)の“御用達女優”と認知されて久しい広瀬すず(26)、有村架純(31)に古川琴音(27)が加わりそうだ。古川が嵐・松本潤(40)主演の昨年度NHK大河ドラマ「どうする家康」で、歩き巫女・千代をミステリアスに演じ一躍視聴者の注目を呼んだのは記憶に新しい。6月28日に公開されたSixTONES・京本大我(29)の初主演作品「言えない秘密」ではヒロイン役を務め、1日に放送が始まった7月期連続ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系)でSnowMan・目黒蓮(27)演じる主人公の亡くなった元恋人役を演じている。

 京本主演の「言えない秘密」は初日から順調に客足を伸ばし、公開3日間で観客動員数は約7万5600人、興行収入も約1億600万円を超え、興行ランキングで堂々の第6位。筆者の独自試算によると、最終興収は約5億円前後。京本にとっては胸の張れる初主演作品になりそうだ。目黒の「海はじ」も、近年地盤沈下が顕著な“月9”にもかかわらず、初回視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。テレビ関係者の間からは中盤以降の大きな巻き返しが期待されている。このように、古川と旧ジャニーズ所属のアイドルタレントの共演は、おおむね好反応をもたらしている。

■1カ月半でピアノ連弾シーンをクリア、中国語の日常会話もマスター

 そして、古川の周辺を取材すると、古川の驚くような“女優IQ”の高さが次々と聞こえてくる。例えば、「言えない秘密」で最大の見せ場となる京本とのピアノの連弾シーンについては、「河合勇人監督が“この映画はサブスクじゃなく映画館で見る作品に仕上げたい”と言った最大の注目シーンですから、2人には高い演奏技術が要求されていました。映画やドラマの出演者は普通、準備期間として半年くらい前からレッスンを開始するのですが、古川はたった1カ月半でこれをクリア。監督やスタッフを唸らせました」(映画関係者)。

 また2020年10月期の「この恋あたためますか」(TBS系)では、コンビニでアルバイトをする中国人役を演じた古川が、番手にもかかわらず、日常会話をマスターする必要があると判断。マンツーマンで中国語のレッスンを受けるというプロ根性を見せた。

「古川の最大の魅力は、共演者の良さを最大限に引き立たせる能力という独自の感性を持っていることでしょう。そしてアイドルタレントたちと共演しても、彼らのファンとのあつれきも一切聞こえてきません。中には“琴音ちゃんだと安心して作品に没入できる”なんていう声も聞かれます。女優として大成する上で欠かせない、同性から嫌われないという条件をクリアしているのは大きな強みですよね」(芸能プロダクション関係者)

 最近は少なくなったといわれる“名前だけで集客力を見込める女優”だが、若い世代の第一人者として古川の名前が挙がるのも時間の問題かもしれない。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

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