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奈緒「先生の白い嘘」は“あらすじ”も炎上…《そんな視点で映画を作ったの?》と原作ファンもそっぽ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月8日 11時3分

奈緒「先生の白い嘘」は“あらすじ”も炎上…《そんな視点で映画を作ったの?》と原作ファンもそっぽ

奈緒の申し出を断ったせいで…(C)日刊ゲンダイ

 騒動はまだ続きそうだ。5日の公開日前日に監督インタビューの内容が炎上した映画「先生の白い嘘」。主演は奈緒(29)。原作は鳥飼茜氏の同名漫画だ。

 炎上のきっかけとなったのは、監督の三木康一郎氏(53)のニュースサイト「ENCOUNT」でのインタビュー。三木監督は今回の映画で、奈緒側から「インティマシー・コーディネーターを入れたい」と求められたが、その申し出を断ったのだという。インティマシー・コーディネーターとは、映画やドラマで性的な描写を撮影する際、監督と俳優の間に入って身体的・精神的にサポートをする存在だ。

 では、なぜ三木監督は申し出を断ったのか。「すごく考えた末に、入れない方法論を考えました。間に人を入れたくなかったんです。ただ、理解しあってやりたかったので、奈緒さんには、女性として傷つく部分があったら、すぐに言って欲しいとお願いしましたし、描写にも細かく提案させてもらいました。性描写をえぐいものにしたくなかったし、もう少し深い部分が大事だと思っていました」とインタビューで語っている。

「先生の白い嘘」を鑑賞したという芸能ライターでドラマウオッチャーの山下真夏氏は、「主演の奈緒さんは、さすがに素晴らしい演技でした。決意する目、絶望する目、虚無を感じさせる目。細かな目の演技でその場その場の主人公の気持ちを表していたのが印象的でした。性暴力が描かれていますから目をそむけたくなるような場面も多々ありますが、そこも文字通り体当たりで表現されていました」

 ただ、実際に映画を見た人なら分かると思うが、奈緒サイドが「《インティマシー・コーディネーターを入れたい》と申し出るのは内容的に当然」と山下真夏氏はこう続ける。

「それなのに監督が拒否するというのは、やはり理解に苦しみます。映画は完成したわけですが、これでようやく日本で根づき始めたインティマシー・コーディネーターの存在が《必要ない》《あの映画でも入れずに完成したんだから》となってしまわないかが心配です」

 三木監督は5日に都内で行われた舞台挨拶に登壇。「私の不用意な発言でご迷惑、ご心配をおかけし、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。稲垣竜一郎プロデューサーも「私どもの認識が誤っていたことをご報告させていただきます。制作陣一同、深く反省をしております」と頭を下げたが、インティマシー・コーディネーターの件以外に、同作の公式HPのあらすじにも異議を唱える声が出ている。

「ネタバレになるので詳しくは話せませんが、この作品の主人公である美鈴(奈緒)が《快楽に溺れ》とあらすじに書かれている点が話題となっています。原作ファンからは《そんな視点で映画を作ったの?》《男性の妄想や願望目線では》といった指摘もある。原作ファンからそっぽを向かれるのは厳しい」(エンタメサイト編集者)

 7日時点で、公式HPは特にアナウンスもなくその一文を削除。ネット上の声が目についたのかもしれないが……事態はまだ収まりそうもない。

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