1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

11日開幕エビアン選手権でわかる? 渋野日向子「完全復活」の試金石

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月10日 11時40分

11日開幕エビアン選手権でわかる? 渋野日向子「完全復活」の試金石

渋野日向子(C)ロイター/USA TODAY Sports

 今大会が試金石になる。今季は5月まで9試合で予選落ち6回。絶不調だった渋野日向子(25)だが、5月末の全米女子オープンは優勝の笹生優花に次ぐ2位。3試合後の全米女子プロも7位と健闘した。海外メジャー2大会連続の好結果は、ファンに完全復活を印象づけたが、今週のエビアン選手権で上位争いをすればホンモノだ。

 舞台はレマン湖を望む丘陵コースのエビアン・リゾートGC(6523ヤード・パー71)。景観は美しいが、湖に向かって傾斜があり、平地からはほとんどグリーンを狙えないと言っても過言ではない特殊なコースだ。 傾斜からのショットに慣れている日本人選手とは相性がよく、2013年のメジャー大会昇格前は、1997年小林浩美、2009年、11年宮里藍が優勝。21年古江彩佳4位、22年西郷真央3位、23年笹生と畑岡奈紗3位。飛ばし屋の笹生はやや例外だが、ショットメーカーが有利なコースとされる。

 そこで3年連続3回目の出場となる渋野だ。22年にトップ位置を大きく下げたスイングに改造。インサイドからのアッパースイングになり、アイアンはスピン量が減り、左足下がり、つま先下りの傾斜地からはボールがつかまらずコントロールできなかった。22年の今大会の予選落ちは当然で、昨年も59位に沈んだ。

 渋野をプロ入り当時から注視している並木俊明プロがこう語る。

「まだトップの位置は低いが、2年前よりは腕が上がった。今は素振りの時、アップライトで振っているのでボールを上から打つイメージを持っているのではないか。最近は低いトップから持ち球のドローだけでなく、フェードも打っている。中学までソフトボールや野球をやっていたからでしょうね。とても器用な選手です。エビアンのコースは平らなコースに慣れている外国人選手には特殊ですが、日本人はそれほど違和感はない。激しいアップダウンだけでなく、つま先下がりや、左足下がりかつ、つま先上がりのライなど、あらゆる傾斜から打たされる。このコースでボールをコントロールできれば、完全復活したと言えるのではないか」

 とはいえ、期待しては裏切られ、その逆もあるのがこれまでの渋野。だからおもしろい選手なのだが……。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください