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NBA挑戦の河村勇輝を待ち受ける「レジェンドJr.」の高い壁…難解な契約内容も早分かり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月10日 11時42分

NBA挑戦の河村勇輝を待ち受ける「レジェンドJr.」の高い壁…難解な契約内容も早分かり

河村勇輝(C)共同通信社

 米プロバスケットボールNBAグリズリーズと無保証のエグジビット10契約で合意した日本代表PGの河村勇輝(23=横浜ビー・コルセアーズ)が昨9日、横浜市内で会見。身長173センチと小柄ながら複数チームからオファーがあったそうで「嬉しくもあり、驚いた。NBAの舞台に立つことが一番の目標」と決意を口にした。パリ五輪後の9月に渡米して正式に契約を交わした後、チームに合流するという。

 河村が結んだエグジビット10は最低年俸(約1200万円)で、身分保証がない契約。まずはキャンプに参加して実力をアピールし、シーズン開幕前にNBAと下部組織のGリーグを一定期間行き来できる「ツーウェイ契約」を目指すのが現実的な選択となる。

 仮に河村がグリズリーズとツーウェイ契約しても、傘下Gリーグの「メンフィス・ハッスル」では同じPGでレジェンドの息子と熾烈な生存競争を強いられる。

「バスケの神様」と称されるマイケル・ジョーダンとともにブルズを3連覇に導いたスコッティ・ピッペンの長男スコッティ・ピッペン・ジュニア(23)だ。

 今年1月にグリズリーズとツーウェイ契約したジュニアは、故障で離脱した主力PGに代わって今季NBAで21試合に出場し、1試合平均12.9得点をマーク。今季は主力が開幕に間に合うため、当面は傘下のハッスルでプレーすることになるとみられる。

 河村はNBA昇格について「早ければ早いほどいい」と話したが、レジェンドの息子が高い壁となって立ちはだかりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは以前、河村の父で元中学校教員の吉一さんに取材を実施。河村はどのようにバスケに取り組んできて、両親はそれをどのようにサポートをしてきたのか。そこで語られた「非強制」の育て方とは……。

●関連記事【河村を知る】…では、それらについて詳しく報じている。

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