独立した伊藤英明を待ち受けるイバラの道 「ガーシー砲」余波でスポンサーがおよび腰
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月10日 9時26分
![独立した伊藤英明を待ち受けるイバラの道 「ガーシー砲」余波でスポンサーがおよび腰](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/gendainet/gendainet_1057126_0-small.jpg)
“人生の師”津川雅彦さんが創設した事務所をわずか2年で退所(C)日刊ゲンダイ
1日に所属事務所から退所、独立した伊藤英明(48)の動向が注目を集めている。伊藤は25年間在籍した「A-team」を2022年に辞め、"人生の師"と仰ぐ故・津川雅彦さんが創設した「グランパパ」に移籍。それからわずか2年で独立した。
「機を見るに敏な伊藤が『A-team』から退所したのも、創業者の死去に伴う事務所内のゴタゴタを見越してのことでした。師と仰ぐ津川さんの名前を前面に出しての、美談仕立ての移籍でしたが、事務所が持ってくる仕事に不満タラタラだったとも聞いています」(芸能プロダクション関係者)
伊藤は「グランパパ」移籍直後、津川さんに「主役もできて当り前だけど、早く脇役をね、しっかりできる俳優になってほしい」と教えられたとインタビューで明かしている。しかし実際はギャラも安い、ちっぽけな番手の役に悶々としていたのだろうか。
「これからも日本国内、国外の様々な作品に携われるように精進したいと思っております」と将来の展望を語った伊藤だが、多くの芸能関係者は今回のリ・スタートを"前途多難"と見ている。最大の理由は"お騒がせ男"という称号をいまだに外せずにいることだろう。
■「海猿」原作者が明かした"裏の顔"
象徴的なのは代表作とも言える「海猿」の原作者・佐藤秀峰氏がSNSで暴露した伊藤の裏の顔だ。テレビの世界では、原作者が陣中見舞いと称して収録スタジオを表敬訪問することも少なくない。これは「海猿」も同じで、佐藤氏の面会をプロデューサーに促された主人公を演じる伊藤は、こともあろうに「原作者? しゃべんなきゃダメ?」言い放ち、スタッフらを慌てさせたという。佐藤氏は、そんな伊藤を名指しして「嫌なヤツだと思いました」とSNSで明かしている。
恩人の津川さん、そして大手事務所という大きな後ろ盾が無くなったことで、気になるのは伊藤とCMやドラマ制作のクライアントとの関係だ。
「伊藤クラスの役者だと、業界でのCM単価は2000~3000万円が相場です。ただ、今の彼に関心を示すクライアントがいるのかどうか……。『海猿』の原作者とのトラブルでトドメを刺された感もある伊藤ですが、広告関係者がさらに敏感になっているのは、2年程前にガーシーこと東谷義和元参院議員がYouTubeで『伊藤が常用していたのはエクスタシー(違法薬物MDMA)』と暴露したことです。綾野剛らへの常習的脅迫などの罪で有罪判決を受けた人の話ですから、真偽の程は定かではありませんが、違法薬物の話が出たこと自体がマイナスです。商品のプロモーションや主演キャストを務めるドラマのスポンサーになることに二の足を踏むのも仕方がないでしょう」(広告関係者)
独立後の伊藤は、ドラマ「TOKYO VICE」で共演した渡辺謙(64)や、「レジェンド&バタフライ」で共演した木村拓哉(51)を頼って仕事を手に入れようとしているとも聞く。ハリウッドは現在、英語ができる日本人俳優を欲しがっているため、オーディションをクリアすれば、一躍トップスターに仲間入り出来る可能性もある。半年前から、英語の基本5文型を学び始めたという伊藤に果たして名誉挽回のチャンスは巡ってくるのだろうか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
◇ ◇ ◇
「海猿」原作者の佐藤秀峰氏が《映画はDVD化されてから観ました。クソ映画でした。僕が 漫画で描きたかったこととはまったく違いました。》と言い放ち衝撃が走った。
●関連記事【もっと読む】《クソ映画でした》…「海猿」原作者が苦悩を告白 主演の伊藤英明が放った失礼すぎる一言…で詳しく報じている。
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