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巨人・岡本和真に「復調の合図」と恩師が太鼓判 9日の15号3ランに見えた“変化”とは

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月11日 9時26分

巨人・岡本和真に「復調の合図」と恩師が太鼓判 9日の15号3ランに見えた“変化”とは

岡本和真(C)日刊ゲンダイ

「逆方向へ本塁打が出れば、これから状態が上がってくるでしょう」

 巨人・岡本和真(28)について、こう証言するのは、巨人、広島で打撃コーチなどを歴任し、岡本和の育成に尽力した内田順三氏(現・くふうハヤテ打撃アドバイザー)である。

 岡本和は9日の広島戦で15号逆転3ランを右翼席へ叩き込み、リーグ最多のヤクルト・村上に追い付いた。

 今季の打球方向別の本塁打をみると、左翼8、左中間5、中堅1、右翼1。右方向への本塁打は初めてだった。冒頭の内田氏がこう言った。

「逆方向への本塁打がそんなに少ないなんて驚きです。調子が悪い時は、どうしても強引に引っ張った凡打が増える。ポイントが前になるため、ボール球になる変化球に手を出すなど悪循環に陥る。岡本は入団した頃から、広角に打てることが持ち味だった。だから、練習の時は『右中間から左中間の45度を狙え』と岡本に伝えてきた。逆方向にも本塁打できる力があったから『センターに返すんじゃなくて、センターオーバーのバックスクリーンへ放り込むように打て』と言いました。若い頃は体をねじったり、反動を使ったり、ムダな動きがあったが、それらが削ぎ落とされてからは、本塁打や打点のタイトルが取れるようになった。前日の本塁打はうまく押し込んでいましたね」

 6月29日に阿部監督が「あそこで(流れが)切れてしまうことが多々あるんで、ちょっと考えようかな」と岡本和の4番降格の可能性を示唆した。結局、指揮官が「1杯飲んで寝たら翌朝やっぱり4番だな」と思いとどまったため、岡本和は危機を回避。以降も4番の座を死守している。

「阿部監督はハッパをかけただけでしょう。岡本は夏場に強い。暑くなると良くなってきますから」とは前出の内田氏だ。

 この日の広島戦は空振り三振、中飛に終わったものの、試合は雨天ノーゲームとなり、記録は残らなかった。10日現在、打率こそ.264ながら、15本塁打、50打点はもっか2冠。ここからさらに数字を伸ばしそうな気配だ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイで毎年恒例の人気企画「ドラフト家庭の事情」(2014年版)では、巨人から岡本をピックアップ。いったいどのように育ったのか。父・義清さんが語った「祖父母が悲鳴を上げた最大1万円のホームラン査定」とは……。

●関連記事【岡本を知る】…では、それらについて詳しく報じている。

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