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ダサすぎ立憲民主党…都知事選ショックで大揺れ「共産党との距離感」めぐり分裂騒ぎ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月11日 15時32分

ダサすぎ立憲民主党…都知事選ショックで大揺れ「共産党との距離感」めぐり分裂騒ぎ

蓮舫氏の街宣に駆けつけて応援した田村智子・日本共産党委員長(右)/(C)日刊ゲンダイ

 どの世界にも「虫のいいヤツ」がいるもんだ。東京都知事選で蓮舫前参院議員が3位に沈み、立憲民主党内は大揺れ。一部の議員から「共産党との連携によって無党派層が取り込めなかった」との声が上がっているという。ダサいにも程がある。

 都知事選で共産は、蓮舫支持の政策ビラを作成するなど全面支援を展開。街頭演説には共産の田村智子委員長や志位和夫議長が駆けつけた。

 そんな共闘相手に対し、立憲内では「共産色が出過ぎたことが敗因のひとつ」「共産と一体に見られたのではないか」などの批判が噴出。岡田幹事長は「(共産との連携が)足を引っ張ったとは思わない」「共産に(支援を)しっかりとやっていただいたことは、全然関係のない話」と説明したが、「党内は共産党との共闘をめぐって分裂含みの様相を呈している」(立憲関係者)という。

 蓮舫氏が無党派層を取り込めず、石丸伸二前安芸高田市長の後塵を拝したのは事実だ。一方、共産との共闘のおかげで裏金自民に一矢報いることができたのも揺るがぬ事実である。

「都知事選と同日に投開票が行われた都議補選で、立憲は自民との一騎打ちとなった足立区で勝利した。足立区はもともと自民の牙城で、762票差の僅差でした。もし共産が候補を立てていたら、負けていました。一方、裏金事件の渦中にいる自民党の下村博文元文科相の地元である板橋区では自民逆風のはずが、野党候補が乱立したことで自民候補を利する結果になってしまった。裏を返せば、やはり野党候補の一本化は与党への最大の対抗手段なのです」(都政関係者)

■「野党一本化が最大の対抗手段」

 4月の衆院補選では東京15区と島根1区で共産が独自候補を降ろして一本化に貢献。長崎3区を含め立憲が全勝を収めた。ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「そもそも、立憲は都知事選で共産と共闘するにあたり、共産党アレルギーを持つ連合や無党派が離れてしまうことはある程度、織り込み済みでした。狙いは次の衆院選。共産との関係良好な地域では候補を一本化する方が得策ですから。もちろん立憲内に共産党と組みたくない人もいる。それは是々非々で対応する。『共産党との連携で無党派層が離れた』との主張は結局、手ごろな批判に過ぎません」

 選挙に勝ったら手柄を独占し、負けたら協力相手のせいにする――。そんなダサいヤツは放っておいて、立憲には野党共闘に邁進して欲しいものだ。

  ◇  ◇  ◇

 首都決戦に勝利し都庁で花束とともに職員に迎えられた小池都知事だが、3選を果たしたばかりなのに、まさかの「失職」の可能性があるという。

 ●関連記事【もっと読む】小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは で詳しく報じている。

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