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「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月12日 9時26分

「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

本人も「天才」と称されるが…(C)日刊ゲンダイ

 杉野遥亮(28)主演のフジテレビ系月10「マウンテンドクター」をはじめ、夏ドラマは“医療モノ”があれこれ。広い意味では小池栄子(43)と仲野太賀(31)のフジ水10「新宿野戦病院」もそうだし、二宮和也(41)のTBS系日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」はまさにそうだ。

 3本のドラマの初回世帯視聴率は、順番に7.9%、7.9%、11.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)といずれも好発進で、そもそもの医療モノの人気に加えて、やはり老舗の看板枠である日曜劇場は“最強”といったところか。

「ただ、気になるのは二宮さんの『ブラックペアン2』の評判ですね」とは、テレビ誌ライター。2018年に同枠で放送された前作も二宮が主演で、全話平均14%超えのヒット。今回は、前作の主人公と見た目はそっくりだけど別の天才外科医を演じている。

「やはり期待度が高すぎたのでしょう。前作のファンからは《期待外れ》《前作ほどは……》といった声が目立つ。ドラマのレビューサイトの評価点も前作を下回っています。ただ、今回から見始めたという視聴者には好評で、前作のファンをいかにつなぎ留められるかが、今後のカギになりそうです」(前出のテレビ誌ライター)

 ハードルが上がりすぎると大変なのは「新宿野戦病院」も同じで、クドカンこと宮藤官九郎脚本に対する期待の反動か、小池栄子の英語のセリフに視聴者から疑問符が付いたりした。ちなみに10日放送の第2話は世帯視聴率7.1%と、前回より8ポイントも落としてしまった。

■『マウンテンドクター』は得した?

「その点、杉野さんの『マウンテンドクター』は、逆にちょっと得をしたかもしれません。カンテレ制作の月10の前作『アンメット』の出来が良すぎて、正直、放送前から杉野さんのドラマに対する期待度はあまり高くはなかった。そのおかげか、今のところネット上には《意外と楽しめた》なんて反応もあります」(スポーツ紙芸能デスク)

 まあ、中身が良ければ、自ずと結果はついてくるだろうが、確かに「アンメット」の“せい”で、視聴者の見方がシビアになってしまった嫌いはある。

「他の医療ドラマには、しばらく《アンメットより~》《アンメットほど~》なんてドラママニアの評価もつきまといそうです。実際『ブラックペアン2』にもそんな指摘はあって、医療ドラマは“重い十字架”を背負わされた感がありますね」(前出のスポーツ紙芸能デスク)

 それだけ「アンメット」は主演の杉咲花(26)をはじめ、キャスト、脚本、スタッフが充実していたということだろうが、11日現在で、TVerのお気に入り登録数は「ブラックペアン2」と「新宿野戦病院」が夏ドラマのトップ3入り、「マウンテンドクター」は9位あたりと引き離されている。この先、逆転はあるか?

  ◇  ◇  ◇

 とかく厳しくなりがちな視聴者のドラマに対する視線。●関連記事【実は魅力】「新宿野戦病院」小池栄子の“下手くそ英語”こそクドカンの真骨頂 異議唱えるアンチは視聴に向かず?…では、小池栄子の下手な発音こそ注目すべき点であることを詳しく伝えている。

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