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「本田圭佑は所属先が無くても『引退しない』と。自分は好奇心がふつふつと湧いているところ」【松井大輔が激白】#18

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月13日 9時26分

「本田圭佑は所属先が無くても『引退しない』と。自分は好奇心がふつふつと湧いているところ」【松井大輔が激白】#18

松井大輔(C)Norio ROKUKAWA / office La Strada

【流浪のファンタジスタ 松井大輔が激白】#18

 現役最終年となった2023年は、日の丸をつけて共闘した大物選手が次々と選手生活にピリオドを打った。「(小野)伸二さん(札幌アンバサダー)、ヤットさん(遠藤保仁=G大阪コーチ)が引退し、自分もタイミングを計っていました」。引退に向けて迷いと葛藤の日々を述懐した。

  ◇  ◇  ◇

 2人の偉大な先輩がユニホームを脱いだのが2024年1月。高校サッカー選手権の解説などを務めながら、身の振り方を模索していた。

「その時点では、まだYSCC横浜フットサルの契約が半年残っていたんですが、23年はケガも多かったし、7月1日の宮崎戦からJ3の試合に出ていなかった。フットサルのためにまた早朝6時からの練習に参加し、2カ月くらいかけて体をつくるのがしんどくなった。『俺はカズさんにはなれない』と思って2月、インスタライブでの引退発表に至りました」

 10年南アフリカW杯16強入りのチームメートである闘莉王、駒野友一(広島育成コーチ)、大久保嘉人といった同世代が一足先にピッチから去り、ほぼ同時期に長谷部誠(フランクフルトU21コーチ)、岡崎慎司(バサラ・マインツ監督)も引退となれば、闘争心が萎えるのも致し方ない。

「インスタライブにゲストで出てくれた(本田)圭佑は、所属先がなくても『引退はしない』と言っている。カズさんのような人生をイメージしているのかもしれないですね。自分は、もっと他のことをやってみたい。今は好奇心がふつふつと湧いているところです」

 そのひとつがゴルフである。ベトナムから戻った21年から始め、練習や試合の合間を見つけてはコースに出ていった。

「ツネさん(JFA宮本恒靖会長)や嘉人たちと時々ラウンドしていましたが、なかなか100が切れない。ベストスコアは90なんですが、嘉人なんかは90平均で回っている。それを見ると『もっとうまくなりたい』という意欲が強まります」

 根っからの負けず嫌いは不変なのである。

 選手時代はケガのリスクが高いスキーなどウインタースポーツはご法度だった。でも、引退発表後には家族で出向くなど新鮮な経験もかなった。

「サッカー選手はサウナーが多いですけど、僕もロシア時代には相当ハマりました。『温泉ソムリエの資格を取りたい』と思うこともあります。これまでの人生は、サッカーひと筋だった。第二の人生は、新たな挑戦をたくさんやりたいです」

 現在はサッカー教室やメディア露出がメインの活動になっているが、企業と企業をつなぐビジネスにも興味を持っているという。語学もフランス語の学び直しに英語習得の意欲もあるようだ。43歳にして新たな一歩を踏み出し、より一層の輝きを放ってくれるだろう。

(取材・構成=元川悦子/サッカージャーナリスト)

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