1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

無名の染み抜き剤が70万本ヒット!なぜ宣伝費ゼロの広報戦略でも知名度アップできたのか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月15日 16時32分

 浅川さんは、この新しい取り組みにも地元の力を活用しようとしている。

「大田区のベンチャーフレンドリーというところと連携して、新型洗濯機の製造を町工場主体でやっていこうと思っています。地元の人たちとどこまでできるか、今から楽しみです」

 最後に、もうけびとをめざす人へのアドバイスを聞いた。

「こうしたらどうだろうという好奇心がすべての原動力です。常識にとらわれず、新しいアイデアを追求する。そして、お客さまの声に真摯に耳を傾ける。その姿勢さえあれば、どんな業界でも道は開けると信じています」

 クリーニング店の3代目から、革新的な洗剤メーカーの社長へ。浅川さんの挑戦は、斜陽産業と呼ばれる分野でも、アイデア次第で大きな成功を掴めることを証明した。その姿は、多くの中小企業経営者に希望を与えるに違いない。

(聞き手=いからしひろき)

▽浅川ふみ(あさかわ・ふみ) 1976年生まれ。68年に東京・大井町で創業した「日米クリーニング」の3代目。顧客の声を直接聞く中で、独自の染み抜き剤の開発に着手。2008年に「スポッとる」を発売し、累計70万本以上を売り上げる。現在は販売会社の代表取締役社長として、環境に配慮した洗剤の開発にも取り組む。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください