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「ヤヌスの鏡」杉浦幸さんは55歳の現在も独身…男闘呼組・岡本健一とのウワサの真相は?【あの人今】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月15日 9時26分

 一時は、パチンコ番組のMCなどもしていた。

「2015年に台の内規が変更され、『これは勝てないな』と感じてから、パチンコはやめました。麻雀は、コロナがきっかけでやらなくなりました」

 さて、東京・板橋区生まれ、東村山市育ちの杉浦さんは、中学卒業直後の85年、月刊グラビア誌「Momoco」(学研)主催のミスコン「第1回ミスモモコクラブ」に応募し1位に。同年12月スタートの連続ドラマ「ヤヌスの鏡」の二重人格の主人公に抜擢され人気獲得。翌86年、シングル「悲しいな」(ワーナー・パイオニア)でアイドル歌手デビュー。学園ドラマ「このこ誰の子?」や映画「湘南爆走族」でも活躍した。

「『ヤヌスの鏡』はたいした稽古を受ける間もなく撮影に入ったので、監督に『そうじゃないだろ!』などと怒鳴られてばかり。休憩時間に控室でよく泣いていました。明け方の4時ごろに帰宅したら、寝ずに待っていてくれた母に、『明日は行かない!』と毎日のように宣言していました(笑)。母は『わかった。とにかくお風呂入って休めば』と言いながら、朝6時に起こして、朝食を用意してくれて……そうすると、自動的に起きて食べて、また撮影に行くんですよね。母がいなかったら、私はもう芸能界にいなかったと思います」

 その支えてくれた母は、昨年3月、82歳で他界。

「母は難病を抱えていたので、私は近くに住み、最後の3年半は、看病・介護の毎日。すごく仲が良かったので、母が亡くなってからしばらくは毎日泣いていました。人前では常に元気な自分でいたいのに、笑顔になるのってこんなに大変なんだ、って初めて思いました。私は犬が大好きでずっと飼っているんですけど、母になついていた16歳のトイプードルも、母を追うように5月に急に亡くなり、もう1匹の13歳のトイプーも9月にひどい脱臼を。その子や、高齢の父を支えなきゃ、という思いが、今の私の力になっています」

 都内のマンションで1人暮らしだ。

(取材・文=中野裕子)

  ◇  ◇  ◇

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