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松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月15日 9時26分

松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方

不思議な魅力がある(C)日刊ゲンダイ

 松本若菜(40)の民放GP帯連続ドラマ初主演作「西園寺さんは家事をしない」(TBS=火曜夜10時)が9日にスタート。初回の平均視聴率は世帯7.3%、個人4.0%だった(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。

「キャスティングや設定から、実は前評判はあまり良くなかったのですが、これは善戦と言っていい数字です」(テレビ誌ライター)

 というのも、TBS火曜ドラマの初回の世帯視聴率は、ちょうど1年前の「18/40~ふたりなら夢も恋も~」が6%台、それ以降「マイ・セカンド・アオハル」から直近の「くるり~誰が私と恋をした~」まで、3作連続で5%台だったから。

 まずまず好発進の「西園寺さん」だが、松本=西園寺さんの相手役となる“楠見”を演じるのは松村北斗(29=SixTONES)。仕事はバリバリやるが家事は一切しない38歳独身の西園寺さんが、年下ワケありシングルファーザーと“偽家族”として暮らすことになるというお話で、《風変わりな同居生活を通して「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディー》(公式HPより)。

 初回放送後、ネット上では《松本さんがよくやってる》とか《野呂佳代が出るドラマにハズレなし》《ルカちゃん(子役)の可愛さにしびれた》など、さまざまな角度から評価する声が目立ち、レビューサービス「Filmarks」では5点満点で3.8となっている(12日現在)。

「ヒロインの相手が“旧ジャニ”の松村さんで、その役柄が“アメリカ帰りの天才エンジニア”“不愛想で変わり者”。そして犬と子役。潔いくらいに、これまでのラブコメで散々こすられてきた要素が満載ですね。それだけで冷ややかな目で見る人もいるはず」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「でも、それだけでバッサリ切るにはもったいない不思議な魅力があるんです」とこう続ける。

「天才エンジニアが元いた会社の名前が『パイナップル』。これはドラマで大手新聞を『毎朝新聞』、反社組織を『竜神会』とか言うような、どこか昭和チックな香りがしますね。ワンちゃんや子役ちゃんの使い方、津田健次郎さんが演じるクセつよYouTuberもそうですが、あざといとか言うのが野暮なほど、心地いいバランスで作られていると思うんです」

 巷では、フジテレビ月9「海のはじまり」の目黒蓮(27=Snow Man)と、TBS火10の松村で《旧ジャニタレの父親役対決》なんて言われているが……。

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