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茂木幹事長「自民党総裁は3年」発言の超テキトー 政調会長時代は「2期6年」→「3期9年」推し

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月16日 15時32分

茂木幹事長「自民党総裁は3年」発言の超テキトー 政調会長時代は「2期6年」→「3期9年」推し

総裁になりたくてウズウズ……(C)日刊ゲンダイ

「9月20日から29日までのいずれかに設定されることになる」

 岸田文雄首相(66)の自民党総裁任期が9月末に迫る中、茂木敏充幹事長(68)が16日の会見で総裁選の投開票日について言及した。

 詳細については今後、党の総裁選挙管理委員会が総務会の承認を経て決定するものの、残り2カ月。いよいよ総裁選に向けた党内議論が活発化すると思われるが、この日の会見で注目されたのは、12日に公開されたネット番組で、総裁の在職期間を巡り、「3年ぐらいがちょうどいい」などと持論を展開した茂木氏の発言の真意についてだった。

 岸田首相がちょうど3年の任期を終えることから、メディアでは「茂木幹事長が岸田首相をけん制か」と話題となったのだが、茂木氏は会見で、「1つの仕事を具体化、達成することを考えると時代の流れは速くなっているので、3年で1つの仕事をやり遂げる時代になっているという話をした」と釈明。さらに「岸田さん云々ということよりも、誰が何をしても1つの仕事をやるなら3年(略)1人の総裁が3年以上やってはいけないという話は全くしていない」とも言っていたが、民放番組に出演した際に「首相になってやりたい仕事があるのは間違いない」と自身の総裁選出馬に意欲マンマンだっただけに、「なるほど。そうですか」と受け取る党員は多くないだろう。

■現職幹事長が総理、総裁の足を表立って引っ張る「岸田下ろし」の急先鋒!?

 そもそも、茂木氏が本気で「総裁は3年」と考えているのであれば、第二次安倍政権下の2016年に総裁任期を「2期6年」から「3期9年」に延長する案が浮上した際になぜ、反対しなかったのか。

 当時、政調会長だった茂木氏は党内から出ていた「国会議員だけで総裁任期の延長を決めていいのか」といった反対の声にほとんど耳を傾けず、「安倍総理大臣の任期が十分残っている平時の方が冷静な議論が進められる」と、むしろ積極的に任期延長に動いていた。

 それなのに今さら唐突に「総裁は3年だよね」などと言っても、誰も理解を示さないだろう。茂木氏のあやふやな発言に対し、SNS上ではこんな声がある。

《総裁になりたくて、つい「3年」の前のめり発言。政治は権力闘争とはいえ、現職幹事長が総理、総裁の足を表立って引っ張る。岸田下ろしの急先鋒》

《人間性が分かるよね。身内も平気で裏切るぐらいだから、仮に茂木さんが総理、総裁になったら国民も簡単に裏切るよ》

 国民世論の不評は断トツだ。

  ◇  ◇  ◇

●関連記事【もっと読む】都議補選は自民「ポスト岸田」の顔見せ興行…茂木幹事長ばかりに冷たい視線が注がれるワケでは、街頭演説を行った茂木氏に対する評判などを詳しく報じている。

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