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永瀬廉「よめぼく」“役者人生14年目”でついにヒット 出口夏希の"透明感ある演技"も大好評

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月17日 9時26分

永瀬廉「よめぼく」“役者人生14年目”でついにヒット 出口夏希の"透明感ある演技"も大好評

King & Princeの永瀬廉(C)日刊ゲンダイ

 役者として"数字(視聴率)を持っていない"と言われ続けてきた『King & Prince』永瀬廉(25)が、「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。(以下よめぼく)」(Netflix・配信映画)でついに汚名返上した。

 日本版Netflixの非公式ファンサイト「Get Freax」によれば、「よめぼく」は公開から2週目で国内週間ランキングでトップを獲得。グローバル・ランキングでも堂々の4位にランクされ、ブラジル、香港、台湾といったエリアでも高い評価を得ている。

 原作は2021年1月にポプラ社から刊行された小説で、昨年4月にはKADOKAWAで漫画化もされた。"切なく儚いラブストーリー"が女子中高生を中心とした幅広い層で支持されている。

■旧ジャニーズ事務所の後ろ盾がありながら空振り続き

 これまでの永瀬といえば、旧ジャニーズ事務所の強いプロモーション戦略があったにもかかわらず目を見張るような結果を出せずにいた。例えば主演ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(22年7月期/読売・日本テレビ系)の平均視聴率は4%台前半だったし、広瀬すず(26)と共演した「夕暮れに、手をつなぐ」(23年1月期/TBS系)も同じく6%をわずかに超えた程度。相次ぐ空振りに、民放ドラマ関係者の間で「永瀬君はアイドルとしてはいいけど役者としては頼りない」「歌だけ歌っていれば…」といった辛辣な声が聞こえていた。

 それが役者として苦節14年目、配信映画で突如火が付いた。「よめぼく」の視聴者からは、《ずっと泣きっ放し。涙で霞んであの綺麗な映像がぼやけてしまうくらい…》《れんれん(永瀬の愛称)と出口夏希(22)の透明感ある演技が本当に心に沁みました。れんれんが夏希ちゃんをおんぶして海に入るシーンなんて大号泣…しばらく立ち上がれなかったくらい…》と絶賛する声が感想が相次いでいる。

 これまで数字が取れなかった永瀬にとって、この作品に巡り合えたこと自体が幸運だという見方も多い。

「余命半年の女子高生を描いただけでも十分に泣ける題材ですが、これに更に余命1年の宣告を受けたという男子高生との恋愛話を絡めたわけですから、最強の"お涙頂戴"作品ですよね。この作品の主役に抜擢されて、むしろ話題にならなかったとしたら、役者としてもっと残念なレッテルを貼られていたかもしれません」(テレビ関係者)

 つまり、どんな作品、どんな共演者と出会うのかが、役者にとっては命運を分けるということだ。

「絶賛売り出し中の出口が、永瀬と微妙な化学反応を起こしていることだけは間違いありません。演技が上手過ぎても下手過ぎても、観ている方は白けてしまうものです。それがこの2人の絡みには特殊な空気感が存在しているのです」(芸能プロダクション関係者)

 『よめぼく』、永瀬にとって役者としての指針を示す代表作になり得たのだろうか。この勢いをキープしたまま地上波連ドラで高視聴率を取ることができたら、いよいよ永瀬は再評価されることになる。(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

  ◇  ◇  ◇

 永瀬廉といえば、キンプリ解散の際にはSMAP解散時の木村拓哉のような扱いを一部ジャニーズファンから受けた。その様子は●関連記事【分裂騒動時は…】ティアラの怒りの矛先は永瀬廉に…SMAP解散時のキムタクを彷彿とさせる一部アンチの暴走…で詳しく報じている。

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