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経団連の会長人事 後継レースは「ソニー吉田憲一郎会長」を軸に置くという説(有森隆)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月17日 9時26分

 加えて、盛田氏は1993年11月、テニスのプレー中に脳出血で倒れた。実は倒れた当日、盛田氏は当時の第7代経団連会長だった平岩外四氏(東京電力会長)から要請されていた、次期経団連会長を受諾する予定だった、とのエピソードがある。

 盛田氏が倒れたため第8代会長に就いたのはトヨタ自動車会長の豊田章一郎氏だった。

 それから30年、今年の副会長人事で、以前から副会長の就任が期待されていたトヨタ自動車の豊田章男氏(章一郎氏の長男)は選ばれなかった。同氏は2022年に新設された「モビリティ委員会」の共同委員長に就任し、経団連の活動に関わるようになったこともあり、一部に豊田経団連会長待望論が出ていた。

 しかし、グループのダイハツ工業や豊田自動織機で不正問題が発覚。トヨタ本社が型式指定認証不正問題で国土交通省の立ち入り検査を受け、出荷停止に追い込まれた。

 経団連の事務方のトップの久保田政一副会長兼事務総長は「なんとしてでも豊田氏に経団連会長になってもらいたい」との一念、岩をも通す強さと揶揄されるが、肝心要の豊田氏は「経団連会長になったら、もっと金をしぼり取られる」(トヨタの関係者)と言っているそうだ。

「経団連会長になる気はまったくない。1000%ないと言い切れる」(同)=つづく

(有森隆/経済ジャーナリスト)

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