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豊田通商×日本紙パルプ商事 卸売業に分類される「商社」を比較【ライバル企業の生涯給与】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月17日 9時26分

豊田通商×日本紙パルプ商事 卸売業に分類される「商社」を比較【ライバル企業の生涯給与】

「豊田通商」と「日本紙パルプ商事」/(C)日刊ゲンダイ

【ライバル企業の生涯給与】

 株式市場が再び盛り上がりを見せています。先週、日経平均株価は史上最高値を更新する4万2000円台を付けました。株高の牽引役は米エヌビディア株上昇の流れを受けた半導体関連だといいます。

 東証は業種を33に分類。半導体関連は電気機器に属する会社が多いようです。水産・農林業や食料品、建設業、化学、不動産業、サービス業などに分かれますが、そのなかに卸売業があります。今回は、その卸売業に分類される「豊田通商」と「日本紙パルプ商事」の社員待遇を比較してみます。

 豊田通商はトヨタ系の総合商社。1948年に豊田産業の商事部門を継承する「日新通商」として設立されました。56年に現社名となっています。自動車関連を中心にエネルギー、化学品、食品、機械など多岐にわたる事業展開で、総合商社6位を誇ります。

 日本紙パルプ商事は1845年、京都で和紙商として創業。1970年に現社名へ変更しました。紙パルプを中心に広範な商品を取り扱う商社で、紙流通では国内首位。基幹事業の国内卸しをはじめ、海外卸業、製紙加工、環境原材料、不動産賃貸も手掛けます。

 業績はどうでしょうか。2024年3月期(単体)で比較してみます。売上高は豊田通商が2兆620億円、日本紙パルプ商事が2314億円。経常利益は2271億円と69億円、純利益は2238億円と51億円です。

 有価証券報告書によると、社員の平均年収は豊田通商が1262万5000円、日本紙パルプ商事が869万4000円。役員報酬は1人あたり平均で4678万円と2860万円となっています。

 年代別の推定年収は、30歳時は豊田通商が896万円、日本紙パルプ商事が636万円。40歳時は1082万円と768万円、50歳時は1132万円と804万円です。

 生涯給与はこうなります。

▽豊田通商…4億2200万円
▽日本紙パルプ商事…2億8500万円

 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)は豊田通商4343万円、日本紙パルプ商事3132万円です。85歳時は549万円と2102万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。

(データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)

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