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大型優良銘柄が爆上がり! 今後の株式市場「稼ぐチャンス」は“富裕層相場”便乗にあり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月17日 9時26分

 この1年間(今年と昨年の7月12日終値で比較)の値上がり株を調べてみたら、本当に優良株の上昇率は凄まじかった。

 日経平均採用銘柄では、電線に強いフジクラは1149.5円が3325円に上昇。何と2.9倍だ。三菱重工も同じく2.9倍、日立製作所は2.1倍だった。

「東証プライム市場に上場する歴史ある強い会社です。こうした銘柄の株価が2倍、3倍になると考える投資家は多くありません。でも実際にそうなっています。かつてない市場に様変わりしていると認識したほうがいい」(経済評論家の杉村富生氏)

 半導体関連のディスコは、2万2425円が6万2530円(2.8倍)にハネ上がった。インバウンドが追い風の三越伊勢丹HDは1453.5円↓3496円(2.4倍)、NECは6691円↓1万3215円(2.0倍)だ。

 500円や600円の株が2倍、3倍になるのはそれほど難しくはない。でも、日本を代表するような優良企業で、株価もそれなりという老舗がわずか1年の間に倍以上になるとは……。次元が変わったのは確かだ。

 とはいえ、さすがにこれ以上の値上がりを期待するのは虫が良すぎるのでは?

「そんなことはありません。いま上がっている強い銘柄はもっと上昇していきます。もちろん利益確定売りに押される場面は出てきます。相場環境が悪化し、株価急落も起こるでしょう。そのときにグッと我慢しなくてはなりません。慌てて売ってはダメ。じっくりと保有し続けて下さい」(杉村富生氏)

 富裕層の投資手法は「バタバタしない」。いつか株価は戻ると、ゆったり構えていればいいのだ。

数年内に日経平均は7万円へ

 現状の“富裕層銘柄”に乗っかる手もあるが、次に富裕層が狙ってきそうな銘柄を先回りして探し出せないか。

「“景気一致銘柄”が狙い目になるでしょう。つまり公益性の高い会社です。電力やガス、JRなどの運輸あたりでしょうか。こうした銘柄でPBR(株価純資産倍率)1倍割れに甘んじている会社は株価上昇が期待できます」(前出の清水秀和氏)

 先週末は日経平均がガクンと下がった。秋口に4万4000~4万5000円まで上昇すると信じるなら、そんな下落局面こそ絶好の買いチャンス。

 前出の杉村氏は「9月、10月に4万6000円を付ける可能性がある」と予測する。

 もっと長い目では、その水準ですら「安かった」と思うかもしれない。

「数年内に、日経平均は7万円に到達すると思っています。日本株はようやく史上最高値を奪取したばかり。日本株がバブル期最高値をつけた1989年に比べ、NYダウは約15倍になっています。そこから考えれば、日経平均7万円は決して難しくはありません」(杉村富生氏)

 現在値上がりしている優良株を持ち続ければ、2、3年後に倍になっている可能性はゼロではない。

 バブル崩壊で大損したシニア層は「株価7万円」を真に受けるのは厳しいかもしれないが、NYダウは間違いなく15倍になった。夢のある投資にかけてみては?

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