1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

子供の外遊びに注意! 猛暑は目にもダメージ、将来の白内障リスクが高くなる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月17日 9時26分

 紫外線も、核白内障のリスクと相関関係にある。佐々木教授は、三亜、台中、太原で生涯眼部紫外線被ばく量を算出。そして石川県門前町の70代と同等の被ばく量を1とし、2倍、3倍、4倍に分類。生涯眼部紫外線被ばく量が2倍になると核白内障発症率が1.9倍、3倍だと7.98倍、4倍だと11.88倍となった。

 親が気をつけたいのは子供の紫外線暴露だ。

「子供の頃からたくさん紫外線を浴びていた人は、成人後の核白内障発症率が高いのです」

 沖縄県・西表島在住の40歳以上の核白内障発症率を「子供の頃から沖縄に住んでいた(子供の頃から紫外線をたくさん浴びていた)」と「移住組」で比較すると、前者は8.67倍発症率が高いとの結果が出た。

 目のためにも熱中症&紫外線対策は必須だ。水分補給、そして日傘、帽子、紫外線カットの眼鏡・サングラスの活用を今日から徹底したい。

「お子さんも眼鏡やサングラスを。屋外スポーツをしているお子さんならUVカットのコンタクトが一番いい。太陽光を浴びて遊ぶと子供の近視の進行が遅くなるという報告がある一方で、将来的には早期に白内障を発症するリスクがある。屋外での活動時は紫外線対策を講じてください」

 白内障は、現時点では水晶体を人工の眼内レンズに替える手術しか根本治療はなく、放置すると視力が低下する。佐々木教授によれば、眼科医ですら高温や紫外線が目に及ぼす影響について知識が乏しく、十分な啓発がなされていないとのことだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください