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徹底した“勝負至上主義”が生む誤解…特定チームのファンをブチギレさせ大炎上した発言とは【J1町田ゼルビア黒田剛監督の正体】#3

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月18日 8時45分

「ムキになってつないでいるディフェンス陣がいる」「何と戦っているのかが分からない」などのセリフもあり、パスサッカーを標榜しているチームのファンは、すっかり自分たちが批判されていると受け取って「黒田憎し!」「町田憎し!」になってしまいます。

 ただ、YouTubeの動画は今も見られるので、そこできちんと確認すると黒田監督が指摘しているのは、プレーするゾーンの話でした。自陣に近い場所は「一番セーフティに合理的なことをやる」ゾーンで、そこからボールをつないで「ミドルレンジに入りました。でも1点になるわけではない」ので、無駄なことをしなくていいのではないか、という問題提起だったのです。

 そして今でも黒田監督は「初めに『チャカチャカ』と使ったのは、高校サッカーの話をしていた時だったのに」と、言葉の一部を切り取られていることに憤懣やるかたない感じだったのでした。

 もしも、同じセリフを人望が厚い日本代表キャプテンなんかが言っていたら「やっぱり考えていることが違う」と絶賛されるところなんでしょうが、全身油まみれの黒田監督はちょっと熱い言葉を語っただけで火に油を注いで大炎上。日本で一番大きな火力発電所である「武豊火力発電所」に負けずとも劣らないくらいの火が燃え盛るのでした。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

◆取材・構成=倉井史也(くらい・ふみや) 試合当日はスタジアムにいち早く到着して報道受付の先頭に立ち、試合後は選手バスが去っていく姿を見送るのが常。自慢は対戦カードの「因縁」を詳細に記憶していること。80年代から日本代表を熱狂的に応援していたという噂のある年齢不詳のジャーナリスト。

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