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Jリーグ界“世紀の悪役”の素顔とは…実は笑いが絶えない取材現場、森保一監督からアドバイスも【J1町田ゼルビア黒田剛監督の正体】#5

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 7時0分

 試合中や試合後の記者会見の表情などを見ていると、いつもしかめっ面で怒りっぽい人間に見えるでしょう。しかも言っていることが手厳しいので多分、みんな自分が過去に経験した怖い先生のイメージと被ってしまい、よけいに叩きたくなるのかもしれません。

 ところが、試合の前々日にクラブハウスで行われる囲み取材にいった人に聞くと、その人物像が一気に崩れるのだとか。

 そもそもそういう場で監督は「何か言って情報が漏れないか」「何か言って揚げ足を取られないか」と考えて記者と距離を置いたり、あまり立ち入ったことは離さないないもの。

 ところが黒田監督はざっくばらんにいろんな話をして、時に記者にツッコんだり、記者からツッコまれたり、笑いが絶えないのだそうです。しかも、質問が許す限り話をしてくれるので、和気藹々とした雰囲気のまま最長80分近く記者との語り合ったこともあったそう。

 そんなサービス精神旺盛な黒田監督が、度重なるSNSの炎上に嫌気がさして記者会見では「もうあまり話さない」と言っています。
これは、間違いなくJリーグとして大問題でしょう。Jリーグは速やかに黒田監督を説得して、これまでどおり話してもらうようにしてもらいたいものです。

 いやむしろ、Jリーグのホームページのトップに「今週の黒田監督」というコーナーを作ってはいかがでしょうか。黒田監督の真意が伝わるまでとことん話してもらうのがいいんじゃないか、と。

 そう言えば、炎上に悩む黒田監督が「自分はまだまだ」と言っていたことがありました。それは悩みをある人に相談した時のこと。その人は「そういうのでも(ファンに)楽しんでもらえれば」と語ったそうです。

「自分よりも大変だったと思うんだけど」と言った人の名前は、日本代表の指揮官・森保一監督。でも、そう言えば昔は週に1回1時間程度あった森保監督のオンライン囲み取材は、今はすっかり無くなってしまいました……。(おわり)

  ◇  ◇  ◇

◆取材・構成=倉井史也(くらい・ふみや) 試合当日はスタジアムにいち早く到着して報道受付の先頭に立ち、試合後は選手バスが去っていく姿を見送るのが常。自慢は対戦カードの「因縁」を詳細に記憶していること。80年代から日本代表を熱狂的に応援していたという噂のある年齢不詳のジャーナリスト。

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