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朝乃山が左膝「ぐにゃり」、重症さ感じさせた「音」…大関復帰がさらに遠のく負の連鎖

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月18日 9時26分

朝乃山が左膝「ぐにゃり」、重症さ感じさせた「音」…大関復帰がさらに遠のく負の連鎖

朝乃山(C)共同通信社

 恐れていたことが起きてしまった。

 元大関の幕内・朝乃山(30)が17日の一山本戦で、負傷退場である。

 立ち合いから一山本の攻めで土俵際となり、左足を徳俵にかけて粘っていたが、左膝を不自然に曲げるような体勢で転倒。震える足で何とか立ち上がろうと中腰になったものの、すぐにまた崩れ落ちて両手を土俵にバッタリ。四つん這いで土俵から降り、車椅子で花道を下がった。

 NHKの中継内で高砂部屋付きの若松親方(元幕内朝乃若)が明かしたところによると、朝乃山自身は「巡業で痛めたのと同じ感じ。それより重いんじゃないか。音の仕方からそう感じた」と話していたという。

 今年4月の春巡業終盤、朝稽古で右膝を負傷。「右膝内側側副靱帯損傷」と診断され、5月場所を全休した。

 その時よりも重傷だと“音”で感じたというのだから、筋肉か靭帯の断裂か……。いずれにせよ、今場所中の復帰は難しいだろう。

 朝乃山は自身の不祥事で大関から陥落して以降、元の地位への復帰を悲願に掲げていた。しかし、近年はケガ続き。昨年は左上腕と左ふくらはぎを痛めると、今年1月場所は右足の捻挫。直近6場所で4場所休場しており、3日目の美ノ海戦後は「とりあえず15日間を皆勤しないと」と話していた。

「右足にサポーターを巻いており、巡業で痛めた右膝が治り切っていないのでしょう。初日から3連勝だったといっても、破竹の勢いという内容ではなかった。2日目の北勝富士戦では、なるべく右足に負担がかからないように相撲を取っていたフシもあった。1つのケガをかばって他の箇所に負担をかけると、並のスポーツ以上にケガの連鎖となりやすい」(ある親方)

 今年3月場所は大関陥落後、初めて小結まで番付を上げたものの、負傷で平幕に逆戻り。今回こそは、と奮起した矢先の悲劇だ。

 救急搬送で病院に直行した朝乃山は、前頭12枚目。再出場できなければ実質3勝12敗扱いとなり、十両転落はほぼ確実。大関復帰に暗雲が漂ってきた。

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