西武まさかの完勝に渡辺監督代行「怖い」…新型コロナ第11波がショック療法か
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月18日 9時26分
オリックス打線をシャットアウトした青山(C)共同通信社
一体何があったのか……そう思わざるを得ないほどの「完全勝利」だった。
西武は17日、5回までオリックス先発の宮城に無安打に抑えられるなど、ノーヒットノーランペース。嫌なムードが漂っていたが、六回に育成出身ルーキーの奥村(24)が先制適時打を打つと、この回だけで一挙5得点、宮城をKOした。八回には4番の山村がダメ押しのソロ弾を右翼席に叩き込み、5月25日以来の1試合6得点。ちなみにその時の相手もオリックスだった。
投げては2年目の先発・青山(23)が、プロ初勝利を初完封で飾る快投。青山は今季から先発転向し、この日が初めての中6日登板だった。
渡辺監督もこの勝利にはご満悦。「若い投手が出てくると、他の投手にも刺激になる」と青山を褒め称えると、宮城を打ち崩した打線も賞賛。「野球はわからない、怖いな、と。宮城にノーノーペースで投げられて、『どう攻略していくか』と思っていたが、予想以上に打線がつながった」と、安堵のため息だ。
西武は5月に松井監督休養した時は借金15。渡辺GMが監督代行となったものの、借金は減るどころか増える一方。前巨人の松原、前ソフトバンクの野村など、他球団からトレードで獲得した二軍選手を即一軍のスタメンで器用するなど、苦しい戦いが続いていた。
そこにきて、第11波とも言われる新型コロナの流行か、西武も感染者特例による登録抹消が相次いでいる。14日に長谷川、16日は助っ人のコルデロ、そして17日は田村とベテランの栗山と、櫛の歯が欠けるように一軍選手が次々にグラウンドから姿を消している。
こうなるとなりふり構っていられず、この日の試合前は巨人との二軍戦に出場予定だった奥村を、急きょ、ジャイアンツ球場からタクシーで1時間かけて呼び戻すなど、もはや何でもありである。
前日の借金30から、この日の勝利で借金29となった西武。泣きっ面にハチ、弱り目に祟り目の感染者続出は、むしろショック療法になったか。
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