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巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業? 阿部監督ついに激怒「チャンスなのに悲壮感」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月18日 9時26分

巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業? 阿部監督ついに激怒「チャンスなのに悲壮感」

阿部監督(C)日刊ゲンダイ

 巨人・阿部慎之助監督(45)の発言が波紋を広げている。

 16日の阪神戦を2-1で制した試合後、「みんなヒーローになりたくねえのかな。チャンスなのに悲壮感しか伝わってこない。『よーし』みたいなのが全くない。打てなかったらどうしようみたいな。“チキン”なだけなんだろうけど、『何が何でも』みたいなのが見えない」と怒ったことだ。

 2年目の門脇が一、三回の満塁の好機でいずれも凡退。八回無死では犠打を決められず、見逃し三振に倒れていた。阿部監督が会見の席上で怒りを露わにしたのは、就任後初めてのことだ。

 ただ、これは巨人の選手特有の傾向かもしれない。大きな影響を及ぼしたのは、昨年まで計17年間、巨人の指揮を執った原辰徳前監督(65)の存在である。さる巨人OBがこう言った。

「特に編成面などの『全権監督』だった2019年から23年の3次政権で深刻な〝独裁化〟が進み、若手は常に『ダメなら即二軍』の恐怖と戦っていた。原監督の好む選手にならないと、大したチャンスも与えられることなく二軍行きを命じられる。だから、みんな監督の顔色を伺ってプレーした。そういう時代が長かったため、いざトップが阿部監督に代わり、チャンスが巡ってきても『ダメならどうしよう』と考えてしまう。『よーし』とならないのは仕方ありません」

 かつてパ・リーグの球団から巨人にトレード移籍した選手はこう漏らしていた。

「巨人は欠点やミスを数えていく〝減点法〟で選手を見る。戦力が豊富な球団はそうやって選手をふるいにかけるんです。これは原監督が選手を見る時の特徴でもある。反面、選手の層が薄いチームが多かったパの場合は、少々の短所には目をつぶり、長所を足して伸ばしていく〝加点法〟の球団が多い。そうじゃないと、選手がいなくなっちゃうからです」

 つまり、原前監督の顔色を伺うことに慣れてしまった中堅、若手の選手たちが、マイナス思考に陥ってしまっているということだ。

 昨17日の阪神との第3ラウンドは、「6番・三塁」で5試合ぶりのスタメン復帰となった坂本が、1-2の四回に同点犠飛。「4番・左翼」で303日ぶりの左翼での起用となった4番の岡本和は、五回にフェンス直撃の勝ち越し二塁打。セ独走の今季54打点目を挙げ、「いい流れに乗れた」とお立ち台で笑顔を見せた。

 2試合続けて1点差で阪神に競り勝ち、貯金ターンが決まった首位巨人。後半戦は広島、DeNA、阪神との四つ巴の優勝争いとともに、原前監督の「負の遺産」とも戦わないといけないのだから、阿部監督は大変である。

  ◇  ◇  ◇

 巨人の打線の低迷ぶりの原因について、「選手が委縮しているというか、ファーストストライクから積極的に打ちにいけない雰囲気がある」という声も上がっている。いったい誰がその雰囲気を醸成しているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、その元凶と言われている人物について詳しく報じている。

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