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横綱なのに照ノ富士が「勝って騒がれる」寂しさ…5連勝に同情混じりの目、今場所に有望株もなし

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月19日 9時26分

横綱なのに照ノ富士が「勝って騒がれる」寂しさ…5連勝に同情混じりの目、今場所に有望株もなし

満身創痍で頑張ってるのは事実だが…(C)日刊ゲンダイ

 かつて角聖・双葉山の69連勝を止めた安芸ノ海は、師匠の出羽海親方(元小結両国)から「勝って騒がれるより、負けて騒がれる力士になれ」と諭された。時に1939年のことだった。

 それから85年後。2024年7月場所は、横綱照ノ富士(32)の無傷の5連勝に沸いている。

 初日に平戸海を寄り切り、明生、若元春、御嶽海と立て続けに撃破。5日目の18日は豪ノ山を立ち合いから圧倒し、押し出した。いずれも完勝とはいえ、横綱が勝って当然の相手ばかり。にも関わらず、5連勝が話題になるのは照ノ富士が満身創痍だからだ。

「両膝と腰に抱えているバクダンは、いつ爆発してもおかしくない。前に攻めている分には下半身への負担は少なく、だからこそ照ノ富士も先手先手で積極的に攻めている。仮に押し込まれるような相撲になった場合は、どうなるかとヒヤヒヤですよ。万全の頃は『勝って当然』だったが、今は『ケガを抱えて頑張っている』という同情混じりの目で見られている。称賛に値する奮闘ではあるものの、横綱に対するそれとしては寂しい限りでしょう」(ベテラン親方)

 他の力士も不甲斐ない。5日目終了時点で、無敗は照ノ富士のみ。三役以上は全員2敗以上しており、1敗は平幕に数人いるのみだ。

 先場所を制した新進気鋭の新関脇・大の里も3勝2敗。一気に出世街道を駆け上がると期待は高かったものの、壁にぶち当たっている。

 これでは横綱が「勝って騒がれる」のも無理はない。何とも寂しい土俵である。

  ◇  ◇  ◇

 照ノ富士は糖尿病まで患っていて、すでに満身創痍だ。それでも、「まだ引退できない複雑事情」がある。いったいどういうことなのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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