元日本代表MF松井大輔氏が新理事長に就任 「二刀流男」でフットサル人気復興なるか
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月19日 9時26分
千葉・夢フィで新理事長就任会見に臨んだ(C)日刊ゲンダイ
Jリーグとフットサルの二刀流をこなした先駆者である元日本代表MF松井大輔氏(43)が、フットサルリーグの人気復興の旗振り役を任された。
男女のFリーグを統括する一般社団法人・日本フットサルトップリーグの新理事長に就任したことが18日、発表されたのである。
2010年南アフリカW杯16強入りの原動力となった松井氏は、2021年9月にYS横浜フットサルと契約を結び、翌2022年1月からはJリーグとFリーグとの二刀流に挑戦。昨年度からはFリーグのアンバサダーとしてフットサルの発展・普及に努めてきた。
会見で松井氏は「個人としても、関係者全員としても凄い危機感を持ってやっていきたい。スポーツ業界の流れは早い。時代の変化に対応しつつ、土台となる良い部分は残し、変えるべき点は変えていきたい。自分の力を最大限に発揮していきたい」と意気込みを語った。
任期は2年間。目標として「チェアズミッション」を披露。「プティ・タ・プティ」(フランス語で「少しずつ」)という言葉を掲げた。
「初めて仏リーグに挑戦した時の監督がよく言っていた言葉です。少しずつ、少しずつでもでもいいからFリーグを変えていきたい」(松井氏)
2007年にフットサルの全国リーグ・Fリーグがスタート。当初はそれなりに盛り上がりを見せていたが、2012~2014年をピークに観客動員など低落傾向に歯止めはかからず、あの手この手の人気復興策も実を結ばなかった。
そうした閉塞状況を打破するためにFリーグ経験者でネームバリューのある松井氏に陣頭指揮を執ってもらおう--というのが、今回の松井新理事長体制発足の契機となったワケだが、松井氏を引っ張り出して効果なしに終われば、Fリーグの行く末はいよいよ不透明なものとなってしまう。
「人のやらないことにチャレンジしていく」ことがモットーの松井氏の手腕に期待したい。
◇ ◇ ◇
日刊ゲンダイで大好評の連載コラム【流浪のファンタジスタ 松井大輔が激白】は、関連記事から要チェックだ。
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