女子体操・宮田笙子が喫煙疑惑→五輪出場辞退も…フルボッコにするなら「巨悪」の自民裏金議員では
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
叩くならこの連中たち(C)日刊ゲンダイ
「たかがタバコ、されどタバコ」ーー。パリ五輪の体操女子日本代表、宮田笙子(19)に喫煙疑惑が浮上し、賛否を巡って大騒動になっている。宮田は4月の全日本選手権で初優勝。5月のNHK杯で3連覇を成し遂げ、主将に選ばれた。パリ五輪の有力メダル候補だったが、宮田はすでにチームを離脱。事前合宿地のモナコからも帰国したといい、五輪出場を辞退した。
この騒動に対し、元東京都知事で参議院議員の猪瀬直樹氏(77)はX(旧ツイッター)にこう投稿。
《つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!!規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!》
猪瀬氏の意見は19日朝からネット上で拡散され、《だからと言って法律違反を許してはならない》《ルールに基づくスポーツ大会だからこそ厳格に》《いやいや、タバコで出場なしとかありえない》《反省文ていどで許してあげて》などと大論争になった。
■高校卒業前に「くわえたばこ」でパチンコを打っていた野球選手は米大リーグで大活躍
国立がん研究センターが2022年5月に公表した「成人年齢とたばこについての世論調査」によると、18~19歳の成人であっても、喫煙が禁止されていることを「知っていた」と回答した割合は20歳以上で68.6%、18~19歳では同90%だったという。
宮田が未成年喫煙の禁止について知っていたのか、知らなかったのは分からないが、社会全体が大騒ぎすることなのか。かつて、高校卒業直前に「くわえたばこ」でパチンコを打つ姿を写真週刊誌に撮られた野球選手がいたが、その後、米大リーグで大活躍している。
そもそも厳格な法律適用を叫び「フルボッコ」するのであれば、もっと「巨悪」がいるだろう。派閥の政治資金パーティーで集めた多額のカネをキックバックされながら納税せず、長年にわたって常習的に組織的に裏金にしてきた自民党国会議員の面々だ。未成年喫煙は自身の健康に影響が及ぶだけだが、裏金は違う。犯罪行為だ。
叩くのであれば、幼い時から苦しく厳しい練習を積み重ね、ようやく五輪代表をつかんだ少女ではなく、巨額の裏金をため込みながら、この期に及んでもトボケ続け、今も国民の税金を懐に入れている自民党国会議員だろう。
◇ ◇ ◇
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