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体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#1

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分

体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#1

宮田笙子(C)共同通信社

【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#1

 まさに前代未聞である。

 日本体操協会は19日、東京都内で会見し、パリ五輪体操女子日本代表の主将を務める宮田笙子(19)に飲酒と喫煙の事実が発覚したため、出場を辞退すると発表した。

 宮田は6月末から7月にかけてナショナルトレーニングセンター(NTC=東京・北区)のアスリートビレッジで喫煙と飲酒をしたことが、日本協会への情報提供で発覚。協会は18日、事前合宿地のモナコから宮田を一時帰国させて事情聴取を行い、本人が飲酒と喫煙を認めたため、日本オリンピック委員会(JОC)の派遣規定や体操協会の行動規範に反するとして、代表の座をはく奪した。五輪本番直前に不祥事で出場が絶たれるのは異例のことだ。

 会見した藤田直志会長は「宮田選手本人だけの責任ではない。体操協会全体としての責任」と話し、選手のサポート体制を拡充するなど、再発防止に取り組むことを明かした。

 西村賢二専務理事は飲酒などの常習性について「まずは(事実を)確認しなければならなかったので、そこまで(聴取は)行きついていない」と説明したが、宮田の素行を把握していたとしても不思議ではない。

 かねてから体操界は代表活動中の飲酒や喫煙が常態化していたという。「世界一美しい演技」と言われ、一時代を築いた絶対王者がヘビースモーカーだったのは体操界では有名な話だ。

 NTC関係者がこういった。

「現役のアスリートで喫煙率が最も高いのは体操です。他の競技の関係者から喫煙を注意されても『体操に必要なのは瞬発力で、持久力は関係ない』とうそぶく選手もいるほど。屋外の喫煙所で背中に『JAPAN』と書かれたジャージを着て煙をくゆらす選手もいて、スポンサー企業の関係者から『日の丸を背負っているアスリートがタバコを吸うのはおかしいのではないか。自覚はあるのか』と苦情が入ったこともある。この一件があってから、喫煙所には外部からの視線を遮るため壁が設けられたのです」

 今回の宮田による「規律違反」は起こるべくして起こったとも言えそうだ。(つづく)

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