巨人のV争いに影落とす中日立浪監督の「最後っ屁」 深く刻み込まれた“打倒巨人DNA”の不穏
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
立浪監督(C)日刊ゲンダイ
それにしても、巨人は中日の投手を打てない。
球宴前最後のカードとなる19日の中日戦で、相手先発の高橋宏斗(21)から8回4安打で12三振を食らい、球団ワーストタイとなる今季15度目の完封負けを喫した。前回対戦時も6回無失点に抑えられており、今季は計14イニングで1点も奪えていない。
高橋だけじゃない。そもそも巨人は中日の投手が苦手だ。試合前まで対戦打率は.209とセ5球団の中で最も打てていない。
例えば、登板時の援護点が少ない小笠原慎之介(26)とは今季5試合で2勝2敗だが、全てQS(6回以上を自責点3以内)を許しており、毎回試合を作られている。絶対的守護神のライデル・マルティネス(27)からは8試合で無得点だ。
特に4番の岡本和真(28)はこの日も3タコ2三振で、中日との対戦打率は.160。首位打者争いをしている好調・丸佳浩(35)も4タコで同.240と、いずれも対セの中で最も低い。頼みの主力が打てないのだから、5位中日に6勝7敗と分が悪いのもうなずける。
立浪和義監督(54)の存在も不気味である。3年契約最終年も成績不振で今季限りが濃厚。さる球界関係者がこう言った。
「首位から陥落した巨人とは6ゲーム差だが、立浪監督が後半戦で『どうせ今年いっぱいで辞めるなら、せめて巨人戦だけは意地を見せる』とエース格の高橋を重点的に巨人戦に当てることも考えられる。立浪監督は打倒巨人に目の色を変えた星野仙一元監督の秘蔵っ子で最も寵愛を受けた。もともと巨人戦には特別意識を持っていますから」
巨人は6月のオリックスとの交流戦で初戦の東晃平、2戦目の19歳・斎藤響介、3戦目は育成出身の佐藤一磨と、3戦連続で「初物」に白星を献上。巨人史上初の屈辱を味わった。
「ちなみに、立浪監督は20日の2戦目に巨人が苦手なメヒアという初物をぶつけてくる」(同)
立浪監督の「最後っ屁」に、首位から陥落した巨人は後半戦も翻弄されそうである。
◇ ◇ ◇
本文中にもあるように巨人は貧打に喘いでいて、先日ついに阿部監督も「チキン(臆病)」というパワーワードを使ってブチギレた。それにしても、巨人選手を軒並み“チキン”にしたのはいったい誰の仕業なのか。
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