1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

バイデン降ろし激化で「確トラ」を覆せるのか…米大統領選「ハリス+α」民主党の勝算

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 15時32分

バイデン降ろし激化で「確トラ」を覆せるのか…米大統領選「ハリス+α」民主党の勝算

ブティジェッジ運輸長官(左)とハリス副大統領(C)ロイター

 およそ3カ月後に迫った米大統領選は先が読めない展開になってきた。銃撃直後にガッツポーズを見せた共和党のトランプ前大統領(78)の力強さに全米がしびれ、「確トラ」なる新語が生まれる中、劣勢を強いられる民主党のバイデン大統領(81)の撤退論が急浮上。誰がポスト・バイデンの座を射止めるのか。

 きのう(米時間18日)の共和党大会最終日、トランプとバンス上院議員(39)は正副大統領候補の指名を受諾。一方、民主党は党候補の正式指名まで1カ月を切る中、「バイデン降ろし」が激化し、老いぼれ批判が強まるばかり。相次ぐ言い間違いで大失点を重ねている上、折悪く新型コロナウイルス感染も判明した。米メディアによると、党重鎮のペロシ元下院議長(84)のみならず、かつて仕えたオバマ元大統領(62)からも引導を渡されて四面楚歌。早ければ今週末にも選挙戦からの撤退を決断する可能性があるという。

 下馬評通り、ハリス副大統領(59)がバイデンの後継となるのか。女性、黒人、アジア系で米史上初の副大統領就任でもてはやされたが、人気はいまひとつだ。

 上智大教授の前嶋和弘氏(現代米国政治)は「バイデン氏が降りたら、民主党が大統領選で敗れる可能性はさらに高まるとみています」と前置きし、こう続ける。

「バトンタッチするとしたら、現実的にハリス氏しかいない。バイデン陣営に集まった多額の寄付金を動かせる権利があるのは、ペアを組んでいるハリス氏だけですから。誰を副大統領候補にもってくるか。ハリス氏と組むのは白人男性がいいという見立てがあり、ペンシルベニア州のシャピロ知事(51)、ノースカロライナ州のクーパー知事(67)などが有力視されていますが、同性愛者であることを公表したブティジェッジ運輸長官(42)が適任でしょう。『新しい民主党』をアピールできる。バイデン氏が辞任してハリス氏にポストを譲り、『現職大統領』として箔付けして戦うというプランも持ち上がっています」

 時間とも勝負だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください