首すげ替えで生き残り画策の自民党にどう対応すべき? 適菜収さん「一度腐った国は元には戻らない」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月21日 9時26分
――自民党がこの先、根本から変わることはないとすれば、国民はどうすればいいのでしょうか?
適菜 どうしようもないと思います。こういうことを言うと、「無責任だ」とか「解決方法を示すのが仕事だろう」とか「対案を示せ」などと言う人が出てきますが、ここまで腐り果てた状況で「明るい未来」を提示するほうがよほど無責任です。「覆水盆に返らず」という言葉があるように、世の中には取り返しのつかないことは存在します。人間を一度バラバラにして、元通りに組み立てても生き返ることはないですよね。国や社会も同じで、一度壊してしまえば、元に戻すのは難しい。
だます側が悪いのは当然ですが、何度も同じようなものにだまされるほうも問題です。反省することでなんとかなるような時期は過ぎ去っています。呑気にも程がある。日刊ゲンダイの連載でも書きましたが、歴史を振り返れば、腐敗しきった国が正常に戻ることは少なく、結果、表舞台から消えていったのも厳然たる事実です。それが国力の低下という形で現在可視化されています。もっとも、目の前にある現実を認めずに、夢の中で暮らしている連中もいます。そういう人間がターゲットにされる限り、現在の状況、つまり、アメリカ隷属化と新自由主義、財界、政商、宗教団体の複合体による、日本の解体、および切り売りは止まらないと思います。(談)
-
-
- 1
- 2
-
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【解説】“逆風”止まぬ自民党…県内は裏金・女性問題の“空白区”抱え総選挙にらみ県連どうする?(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年7月18日 18時36分
-
裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月8日 10時52分
-
再選へ麻生氏頼る岸田首相、見えてきた哀れな末路 2週連続の会食は異例、国民はいっそうの不信感
東洋経済オンライン / 2024年6月28日 9時40分
-
派閥の裏金事件受けた「政治資金規正法改正」福岡選出の国会議員の評価は?
RKB毎日放送 / 2024年6月21日 18時52分
-
【橋下徹氏】「岸田総理は今こそ暴れ回れ!」改正政治資金規正法めぐる『維新の対応』には苦言 今後の政治は「政権交代ではなく政権変容。そのときのトップは石破氏が妥当」
MBSニュース / 2024年6月21日 14時35分
ランキング
-
1急増の外国人観光客に人気の公道カート 事故や苦情が増加 安全対策強化求める声も
産経ニュース / 2024年7月20日 20時30分
-
2足立の花火、打ち上げ直前に中止 雷雨の見込みで 東京・荒川
毎日新聞 / 2024年7月20日 20時31分
-
3市販薬の乱用、年間65万人 10代、50代の割合多く
共同通信 / 2024年7月20日 18時32分
-
4都内のコロナ患者数が10週連続で増加、5月の連休明けから増え始め…手足口病の感染も拡大
読売新聞 / 2024年7月20日 14時40分
-
5「しつけのため暴行」内縁の夫が母親に説明 愛知7歳女児死亡
日テレNEWS NNN / 2024年7月20日 18時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)