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パリ五輪辞退の宮田笙子は再起できるのか…境遇が重ねられるバトミントン桃田賢斗はその後

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月21日 9時26分

パリ五輪辞退の宮田笙子は再起できるのか…境遇が重ねられるバトミントン桃田賢斗はその後

今年4月に日本代表を引退した桃田賢斗(C)共同通信社

 パリ五輪女子代表の宮田笙子(19=順大)が、20歳以下での喫煙と飲酒行為で代表を辞退した。日本体操協会が19日、都内で緊急記者会見を行い発表した。喫煙と飲酒行為は、15日に強化本部に「通報」があって発覚し、日本協会と本人の話し合いで五輪の辞退に至ったという。


 エースでまだ10代だった宮田の辞退にはSNSでも賛否両論で《桃田がリオ五輪直前に謹慎と出場停止処分を受けた時のことを思い出した。わかるんだけどこのタイミングで?と思う》《バドミントンの桃田さんはランキング1位でしたが不法カジノで当時のリオ五輪代表選出が除外となりました。ルールは遵守しなくてはなりません》などの声があった一方、《バドミントンの桃田賢斗選手が賭博問題から再起した例を思い起こします…》《反省すべきところを反省して、再起を図って欲しいですね バトミントンの桃田選手の例もあります》と2016年のリオデジャネイロ・オリンピック前のバドミントン日本代表を外された桃田賢斗(29)と思い起こす投稿が相次いだ。

 桃田の現在は、今年のパリ五輪の出場を逃しており、今年4月に中国・成都で開催された国別対抗戦トマス杯をもって日本代表を引退している。

 2016年22歳だった桃田はノリに乗っていた。リオ五輪直前に世界の主要な大会で結果を出し世界ランキング2位に。しかし、桃田を含むNTT東日本の選手が都内の違法カジノ店にて賭博をしていたことが発覚し、日本代表から外れ、無期限の競技会出場停止処分を受けた。

 その後も選手として再起し、出場停止処分は1年後に解けた。18年と19年には世界選手権を連覇。19年には、世界バドミントン連盟は桃田を世界最優秀選手に選出し東京五輪での金メダルが期待されはじめる。だが、2020年1月に遠征先のマレーシアで交通事故に遭い手術。21年の東京五輪でまさかの予選リーグを敗退した。結果、五輪のメダルには無縁の選手人生だった。

「宮田選手を桃田選手に重ねて《再起すればいい》と多くのエールが送られています。桃田選手は確かに違法賭博問題の後、世界トップ選手に"再起"しましたが、実力がある=五輪に出場できて結果が出せるわけではない。心身のコンディションや運が乗っているタイミングは、実力とは測れない部分にあります。違法賭博による処分は、プライベートも真面目に行動している選手を思えば当然ながら、当時も《他人に迷惑かけていないから出られないのはもったいない》との擁護もありました。今回の宮田選手も同様。彼女もまだ若いですから、大けがやメンタルが落ちなければ実力もあるし選手として再起はできるでしょう。ただ、五輪との縁は約束されたものではない点で、悔やまれます」(スポーツ紙記者)

 また、60年ぶりの団体メダルを目指す体操女子のエース宮田が抜けて4人で闘わざるを得なくなった。多くの選手の五輪人生に影響を与えそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 世界トップ選手ながら五輪とは無縁だった桃田賢斗選手…「【今後はどうなる?】バドミントン桃田賢斗が代表引退宣言 大人気を誇る東南アジアで「引っ張りだこアンバサダー」になる未来」は必読だ。

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