1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

尊富士ひさびさ本場所復帰…幕下転落阻止へ残り7日「勝たなければいけない」ノルマ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月22日 14時15分

尊富士ひさびさ本場所復帰…幕下転落阻止へ残り7日「勝たなければいけない」ノルマ

阿武剋(右)と尊富士(C)共同通信社

 大相撲史にその名を刻んだ男が土俵に帰ってきた。

 昨21日、尊富士(25)が久々の本場所復帰。今年3月場所で110年ぶりの「新入幕優勝」を達成したものの、14日目に右足首の靱帯を損傷し、5月場所は全休。十両に番付を落とした今場所も初日から休場していた。

 3月場所千秋楽以来となった実戦の相手は、日大時代に対戦経験のある1敗の阿武剋。立ち合いの当たりを止められても即座に右腕を巻き替えて2本差し、一気に寄り切った。

 今場所前、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「途中出場の可能性はある」と話していたが、その時点では関取衆との稽古はしておらず、調整遅れが危惧されている。

 そんな尊富士が8日目から出場したのは、十両からの陥落を阻止するためだ。

 力士は本場所の結果で番付が上下し、関取は主に「白星マイナス黒星」がその目安となる。9勝6敗なら3枚上がる、といった具合だ。もちろん、他の力士の番付変動との兼ね合いもあり、必ずしも計算通りにいくとは限らない。それでも、おおよその目安にはなる。

 尊富士は現在、14枚目まである十両の2枚目。休場はそのまま負けとなるため、全休でマイナス15ならば幕下への転落が濃厚だ。3勝でマイナス12ならばギリギリ十両14枚目に残れる計算になる。目安はあくまで目安なので、せめて4勝、残り7日間で3勝はしたいところだ。

 月給100万円以上の十両に対し、幕下は2カ月に1度、約16万円プラスアルファの手当しか出ない。待遇を考えれば、まさに天国と地獄。尊富士が十両にとどまりたいと思うのは当然だ。

 怖いのはケガ。残り7日で3勝も決して簡単ではない。もくろみ通りに事が運べばいいのだが……。

  ◇  ◇  ◇

 尊富士のかつて兄弟子の横綱・照ノ富士は両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで患っていてすでに満身創痍。それでも土俵に上がり続けているのは、「まだ引退できない複雑事情」を抱えているからだ。いったいどういうことなのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください