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「飛び道具」FW山田楓喜が大岩Jパリ五輪の秘密兵器に…登録規定変更が大きなプラス

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月23日 9時26分

「飛び道具」FW山田楓喜が大岩Jパリ五輪の秘密兵器に…登録規定変更が大きなプラス

山田楓喜(C)共同通信社

 パリ五輪サッカーは本番前にレギュレーションが変更され、登録18人を「バックアップ4人を加えた22人から試合ごとに選べる」ことになった。これが大岩剛監督率いる日本代表に追い風となりそうだ。

 バックアップメンバーだった東京VのFW山田楓喜(23)を「飛び道具」として起用できるようになるからである。

 J京都の下部組織出身の山田は2020年にトップに昇格して、23年12月に東京Vにレンタル移籍。利き足の左足から繰り出すFKの精度の高さを武器に今季J開幕戦で強烈FK弾を決めて大岩監督に猛アピールした。

 4~5月にカタールで開催されたU23アジア杯決勝のウズベキスタン戦では、後半アディショナルタイムに決勝弾。勝負強さも見せつけた。

「同じ攻撃的右サイドでポジションを争っていたオランダ1部の三戸舜介が、左サイドもこなせる使い勝手の良さから登録18人に入り、山田はバックアップに回ることになった。大岩監督としても山田を不可欠な戦力として考えていただろうし、苦渋の決断だったと思われます。それが当初、メンバーの入れ替えは負傷や病気の場合のみとされていたが、試合ごとに22人から18人を選べるようになった。山田のサイドからの突破力、セットプレーにおける決定力の高さは、大岩ジャパンの勝ち上がりに必要不可欠です。日本には大きなプラスとなりました」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)

 山田は19日、成田空港から空路フランスに向かい、20日のチーム練習から合流した。「出ることになるし、勝つには自分が必要だと思う。チームのために戦い、セットプレーとか大事なところで違いを見せたい」と言い切った。メンタルの強さも出色の山田。大岩ジャパンのキープレーヤーになりそうな気配である。

  ◇  ◇  ◇

 パリ五輪を目前にしてサッカーファンの話題を掻っ攫っているのが、日本代表MF佐野海舟の不同意性交による逮捕だろう。母校・米子北サッカー部の周辺からは「あの無口で純朴な少年だった海舟が…」「何かの間違いでは…」といった声が聞こえる。佐野容疑者の「意外すぎる素顔」とは。

 ●関連記事【続きを読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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