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「何百回言うても変わらん」…ボヤく阪神岡田監督が羨む広島の“何も言わなくても走る”選手

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月23日 9時26分

「何百回言うても変わらん」…ボヤく阪神岡田監督が羨む広島の“何も言わなくても走る”選手

岡田監督も浮かない顔(C)共同通信社

 阪神は昨21日、前半戦最後の広島戦で12得点を挙げて大勝。2試合連続で「0-1」の零敗を喫していたのがウソのように打線が爆発した。

 前半戦は90試合で43勝42敗5分け、首位巨人に3.5ゲーム差の4位で折り返し。チーム防御率はリーグ2位の2.25、262得点は同3位ながら、完封負けは13度と貧打が足を引っ張っている。

 岡田彰布監督(66)は走塁を通じて得点力不足解消を試みているが、「サイン出しても走らん。何百回言うても変わらん」とボヤくことしきり。この日も、近本が初回に二盗を試みたものの失敗した。

 一方、カードを勝ち越した広島はこの日、「らしさ」を垣間見せた。二回1死一、三塁、打席に7番の矢野を迎えた場面でエンドランを仕掛け、先制点をもぎ取った。矢野は足を生かして内野安打とした。

 広島は新井監督が就任以降、走塁に関して積極姿勢を貫いている。盗塁数は昨季が128回企図で78盗塁。今季も83回企図で45盗塁。成功率は低いものの、企図数はリーグで最も多い。

 新井監督はミスをしても名指しで選手を批判しない。失敗した選手やコーチをヤリ玉に挙げる岡田監督とは正反対だ。

 そうした姿勢が時に「優しすぎる」と指摘されることはあるが、選手は失敗を恐れず思い切ってスタートを切ることができる。

「選手に次の塁を狙う意識が浸透し、『強いカープ』の伝統が復活しつつある。阪神は1、2戦目、ともに守備のミスから失点し、敗れた。それだけ広島の足を警戒している証拠。相手に『足がある』という意識を植えつけることは重要です」とは広島OBだ。

 “何百回言っても走らない”阪神とは違い、“何も言わなくても走る”広島。岡田監督もさぞうらやましいのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 岡田監督にも当然、焦りが募っているようだ。盟友である掛布雅之氏がズバリ指摘した岡田監督の「不可解な言動」とは……。

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