1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月23日 10時27分

中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

立浪監督の来季は?(C)日刊ゲンダイ

「順位を一つでも上げれば続投」――。

 中日の立浪和義監督(54)の去就に関して、球団周辺にはこんな声がある。

 就任1年目から2年連続最下位。3年契約最終年の今年は前半戦を折り返して、首位巨人と8ゲーム差の5位。3位DeNAとも5.5差で、Aクラス入りも危うくなってきた。

「それでも続投説が消えないのは、本拠地バンテリンドームの観客動員が絶好調だからです」とは、地元放送関係者。

「前半戦の1試合平均の観客動員は3万2341人。先日の巨人3連戦もすべて3万6000人超の大入りを記録した。コロナ前の水準を回復するどころか、過去最高だった2008年の3万3720人に迫る勢い。現在の最大収容人数は当時より約2000席少ないだけに、稼働率は歴代トップクラスです。落合中日時代は、『勝っても客が減る』と言われたものだが、今は負けても観客が増えている。球団の営業努力はもちろん、シーズンシートの売上を左右する地元財界の支持もある。立浪監督の貢献度は高い、と見る向きがあるのは確かです」

 とはいえ、昨季は、球団史上初の2年連続最下位。今季も最下位でワースト記録を更新するようなら、退任は確実だろう。実際、「ポスト立浪」には、球団OBで侍ジャパンの井端弘和監督(49)、井上一樹二軍監督(52)の名前が挙がっているという。

 では、最下位から脱出した場合はどうか。

「選手の“支持率”次第でしょう」

 とは、古株の球団OB。

「現状、チーム内の立浪監督の支持率は高くないそうです。打撃指導は自身の理論を押し付けがち。これが合わない選手も中にはいますが、指揮官の指示に背けば使ってもらえなくなるばかりか、京田(現DeNA)のようにトレードで放り出されかねない。嫌でも従わざるを得ないという空気が充満しているというのです」

 作戦面もクエスチョンマークが付くものが少なくない。

「今月9日のDeNA戦(横浜)がいい例です。5-5の延長十回1死一塁、宇佐見の打席で立浪監督はエンドランを指示。宇佐見は空振りし、一走の高橋は二塁で封殺された。しかし、この回から登板したDeNAの徳山は制球に四苦八苦しており、バットにボールを当てるのは容易ではなかった。ベンチの作戦ミスと言っても過言ではない。結局、この回は無得点に終わり、その裏にサヨナラ負けを喫した。すると翌日、宇佐見は登録抹消された。これが懲罰人事だとしたら、選手に責任を押し付けているようなものです」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください