1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

椎間板ヘルニアで手術を勧められた…やるならセルゲル法で【ひどい腰痛も8割治る】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月24日 9時26分

椎間板ヘルニアで手術を勧められた…やるならセルゲル法で【ひどい腰痛も8割治る】

セルゲル法で手術したいと…

【ひどい腰痛も8割治る】#25

「2週間前に転倒し、尾てい骨にひびが入っていると診断されました」

 こう言って広島から遠路はるばる当院を受診されたのは、56歳の男性。バスの運転手をされている方です。

「第1腰椎も圧迫骨折。今は歩くときは問題ないんですが、しゃがんで立つときと中腰姿勢での作業時、腰からお尻、そして右足の後ろにかけて鈍い痛みとだるさがあります」

 現在は日常的にコルセットを装着しながら休業中とのこと。中学生のときにはすでに椎間板ヘルニアを患い、過去には整形外科への通院歴が数回あり、牽引治療も経験があるとのことでした。

 この男性の場合、腰に問題を抱えて長いからか、リハビリの重要性をしっかり認識しており、理学療法士の指導のもと、ストレッチによる筋肉トレーニングをすでに受けておられました。私たちが行うセルゲル治療についても事前に調べ、十分に理解している様子。

「今はこうしてコルセットを着けて休業していますが、この間、通院する病院で診てもらったら、前より椎間板ヘルニアがかなり飛び出ていて、手術を勧められたんです。でも私は、手術をするのであればセルゲル法を、と思っています」

 さっそく検査を開始しました。前屈と後屈をしていただくと、腰椎椎間板ヘルニアを示すラセーグ徴候陽性との判断。さらにMRIの画像診断で、主病名が椎間板ヘルニア、副病名が椎間板変性症との確定診断となりました。これらの結果を受けて、セルゲル法で3カ所の患部に施術したのでした。

 術後の経過は比較的順調で、1週間後ではまだ若干は下肢の痛みが残っていたものの、ほぼ痛みが消失。1カ月を過ぎるあたりではその痛みもしびれもなくなり、さらに3カ月後には全て問題なく、とても感謝しているとのうれしいご報告がありました。

 しかし半年たったあたりで、痛みが少しぶり返したとのご報告をいただくことになるのでした。おそらく運動不足からくる筋力の低下により病状が戻ったことも考えられますが、ただその後は連絡が途絶えてしまい、引き続きのサポートを断念することとなり、惜しまれてなりません。

 長年にわたり腰痛と付き合ってきた患者さんですが、その方の病気との向き合い方や考え方により、完治するまで継続的治療を行うことができないこともあるのです。

(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください