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大谷「三冠王」へ最もハードルが高いタイトルは? 23日時点で打率2位、本塁打1位、打点3位

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月24日 11時32分

大谷「三冠王」へ最もハードルが高いタイトルは? 23日時点で打率2位、本塁打1位、打点3位

大谷翔平は1番打者(C)ロイター/USA TODAY Sports

 来季から投手に復帰するドジャースの大谷翔平(30)にとって、右肘手術明けで打者専念の今季は三冠王を狙える最初で最後のチャンスかもしれない。

 日本時間23日現在、打率.313(リーグトップと3厘差の2位)、30本塁打(1位)、70打点(同9差の3位)。本塁打と打率はタイトルを取る可能性が十分あるものの、問題は打点だろう。

 目下、79打点でリーグトップのオズナ(33)は強豪ブレーブスの中軸打者。その前を打つアルビーズ(27)とライリー(27)は、いずれも出塁率が3割を超える好打者だけに、おのずと打点も稼ぎやすい。

 そこへいくと大谷は1番打者だ。オズナと比べたら塁に走者を置いて打席に入る確率は低いと言わざるを得ないし、なにより本人はトップバッターとしての役割を自覚している。

 本塁打数はリーグトップでも、一発を狙って振り回してばかりいるわけでは、もちろんない。リードオフマンだけに、打ち取られるにしても、打ち取られ方が大切だとか、塁に出ることが大事という趣旨のコメントをしている。状況に応じて左方向に軽打するケースがあるのは、1番打者としての務めを果たしているからに他ならない。

 23日のジャイアンツ戦は、3打数無安打1四球。

 連続試合安打は6でストップしたとはいえ、初回に四球で出塁すると、すかさず二盗を試みた。当初の判定はセーフだったものの、ビデオ判定の結果、アウトに覆った。

 現在、リーグ5位の23盗塁(失敗は4個)。出塁して、隙あらば次の塁を狙って相手ディフェンスをかき回しているのも、チームの核弾頭ならではだ。

 自ら走者になることも意識している大谷にとって、打点を稼ぐのは容易ではない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷だが、左翼守備が9月以前に「前倒しされる可能性」が出てきている。そうなればすでに右肘には2度目もメスを入れているだけに、今後の投手生命にも影響しかねない。いったいドジャースに何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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