柏木由紀は「3日以上」と…女性芸能人「風呂キャンセル界隈」アピール続々で“不潔ブーム”再来か

柏木由紀（Ｃ）日刊ゲンダイ

　7月23日に放送された「踊る！さんま御殿‼」（日本テレビ系）に出演したゲストの口から「風呂キャンセル界隈」という言葉が飛び出した。「風呂キャンセル界隈」とは、今年の4月30日にXでバズったことをきっかけに広がった言葉。その意味は「風呂に入らない人」だ。

「風呂キャンセル界隈」になってしまう理由としては、「仕事で疲れた」「明日は人に会わない」といった様々なものがあるようだ。風呂好きな人たちからは信じられないとされる一方、風呂がさほど好きではなく面倒に感じる人々からは便利な表現として重宝されているとされる。

■「みんな、だいたい入ってないですよ！」

　この日の同番組のテーマは、一人暮らしの女性出演者が自らの生活習慣の中で癖があると思われるものを披露していくという「真夏もおひとり様満喫女子 クセあり私生活を大公開」というものだった。

　番組終盤、風呂そのものが体質に合わず、入ると頭皮がかゆくなってしまうがゆえに風呂が苦手であり、可能な限り風呂に入らないとする重盛さと美（35）の発言をきっかけとして、司会の明石家さんま（69）は他の出演者に話を広げた。すると、タレント・あのは「今、お風呂キャンセル界隈って流行ってる」と、昨今は若い人の間で可能な限り風呂に入らないことは珍しくないと説明。これに対し、重盛も「みんな、だいたい入ってないですよ！」と、自身の周囲の人間の状況として付け加えた。

　驚くさんまがさらに出演者から意見を求めると、元AKB48の福留光帆（20）は周囲にそのような人が「増えてきている」「慣れますよ。（体が）ベタベタしてるのがデフォルトみたいになる」と、これらの発言に追随。また、同じく元AKB48の柏木由紀（33）は「3日以上は、もうベタベタあんま変わんないです」と、自らの実体験として3日以上の汚れはため込んでも同じという衝撃発言を被せたのだった。

■過去には「洗わない女」がブームに

　女性芸能人の口から出たとは思えないこれらの発言だが、バラエティー番組での芸能人の発言に詳しい芸能ライターは、似たようなことは以前にもあったと指摘する。

「実は、10年ほど前に女性芸能人が相次いで『不潔アピール』をしていた時期がありました。元AKB48の川栄李奈や元NHKの神田愛花アナウンサーは『トイレの後は大でも手を洗わない』、また、女優の中村アンは『髪を洗うのは3日に1度だけ』といった具合にです。当時、この手のアピールをする女性芸能人は『洗わない女』と呼ばれていました」

　体質に合わないと言っていた重盛はさておき、福留や柏木が風呂に入らない話をする必然性は果たして……だが、芸能ライターはこう続ける。

「2人のうち、特に柏木は以前から風呂嫌いエピソードをバラエティー番組で披露してきました。そんな中、今回『風呂キャンセル界隈』が『さんま御殿』で話題になりました。今後、柏木のように『風呂嫌い』を話題作りも兼ねて様々な理由をつけて風呂に入らないとする女性芸能人が増え、『洗わない女』の再ブームが来るかもしれません」

　風呂に入るペースはもちろん個人の自由だが、最低限、周りに不快感を与えないペースで入浴していただきたいものである。