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トランプ相場「第2ステージ」で勝つ投資術 米大統領選バイデン氏撤退で不安定相場が加速

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月25日 9時26分

トランプ相場「第2ステージ」で勝つ投資術 米大統領選バイデン氏撤退で不安定相場が加速

市場の見方は…(C)ロイター

 やっぱり危うい相場だった。バイデン米大統領が大統領選からの撤退を表明した直後の今週22日、日経平均はガタ落ちし4万円を割り込んだ。7月2日に大台を回復してからは4万円台をキープし続け、11日には史上初の4万2000円を突破。イケイケ相場になりつつあっただけに兜町はガッカリムードに包まれた。この先、市場はどう動くのか。そして、トランプ相場で勝つ秘訣は?

■市場は「トランプ敗北も…」の動き

 バイデン大統領が後継指名したのはハリス副大統領だった。市場の予想通りでサプライズ感はなし。「ほぼトラ」から「確トラ」に見方は変わった。これまで以上にトランプ再選が確実視され、不透明感はグッと薄らいだ。

「トランプ・トレードと呼ばれるように、このところトランプ関連銘柄の物色が続いていました。バイデン撤退によりトランプ再選が前進したので、これまでの流れを踏まえれば関連銘柄はもっと買われたはずです。ところが利益確定売りが優勢となり、株価は下落しました。ちょっと不思議な感じがしました」(50代のサラリーマン投資家)

 市場で何が起きたのか。トランプ銘柄が売られるということは、投資家にトランプ敗北がよぎったのか。

「巨額マネーを動かす機関投資家は敏感に売り買いを繰り返します。投資家は民主党には“隠し玉候補”がいるかもしれないと勘ぐったのかもしれません。オバマ元大統領のミシェル夫人がもし出馬したら、トランプ氏といい勝負を繰り広げる可能性はあります。それ以外の人選だってなくはないでしょう」(市場関係者)

■ 日経平均3万円の攻防もあり得る

 市場の不透明感は完全に払拭されたわけではなかった。そうなると、株価の乱高下はキツくなるかもしれない。

「11月の大統領選までの日経平均の下値メドは3万7000円程度だと思っていました。でも、バイデン撤退が決まったことで不安定さが増した。今年4月に付けた安値3万6733円を下回ったら、昨年12月の安値3万2205円まで下落してしまうかも……」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 下手をしたら3万円の攻防まであり得る。もう相場はメチャクチャで、この水準まで暴落だと模様眺めを決め込んだほうが良さそうだが、3万7000円前後で下げ止まったら、投資の大チャンス到来となる。

■「確トラ」で動いたほうが得

 もしかして民主党候補が大統領選に勝ったら……が市場の不安要因。でもその確率は現状では限りなく低い。「確トラ」で動いたほうが賢明というもの。トランプ・トレード継続を念頭に置いておいたほうが良さそうだ。

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