1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

大谷が28年ロス五輪に出場意欲でも野球は完全消滅危機…クリケットに取って代わられる?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月25日 17時10分

大谷が28年ロス五輪に出場意欲でも野球は完全消滅危機…クリケットに取って代わられる?

大谷がロス五輪に出ても出なくても…(C)ロイター/USA TODAY Sports

 ドジャース・大谷翔平(30)が再び、打撃3冠を射程圏に捉えた。

 日本時間24日のジャイアンツ戦は四回に2点二塁打を放つなど、5打数2安打3打点1盗塁。打率.314はナ・リーグトップのブルワーズ・イエリッチに1厘差、73打点は同1位のブレーブス・オズナ(79打点)に6差と迫り、トップを独走する30本塁打と合わせてトリプルクラウンにまた一歩近づいた。

 折しも、この日は26日のパリ五輪開会式に先駆けてサッカーと7人制ラグビーが初戦を迎えた。次回2028年のロサンゼルス大会で復活する「野球・ソフトボール」を巡っては大谷、フィリーズ・ハーパーら、メジャーを代表する選手が出場に意欲を見せている。大谷らのスーパースターが野球の発展のためと協力姿勢を打ち出したのとは対照的に、MLBトップのマンフレッド・コミッショナーは「協議の余地はある」としながらも、依然として煮え切らない。

■IOCの思惑

 バリバリのメジャーリーガーが五輪に出場すれば、野球の世界的な普及につながるのは明らかだが、競技として採用されるのは現時点ではロス大会のみ。32年ブリスベン大会(豪州)で実施される可能性は低いのが現状だ。

 国際オリンピック委員会は来年のIОC総会(ギリシャ)でブリスベン五輪の追加種目を決定する。世界の競技人口、人気度では野球をはるかに上回るクリケットは豪州でも盛んなだけに、ロス五輪に続いて採用される見込みだ。

 クリケットに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「ブリスベン五輪組織委は、同市内にあるクリケット場に巨費を投じて改修を図るなど、実施に向けて熱心に動いています。英連邦を中心に盛んなクリケットの競技人口はバレーボール(5億人)、バスケットボール(4億5000万人)に続いて3億人で3位につけている。近年は米国でもインド系移民を中心に若者の支持を集めています。好景気に沸くインドマネーを取り込みたいIОCの思惑もあってクリケットが存続し、野球が行われるのはロス五輪が最後になるかもしれません」

 そんな中、IОCは現地23日、パリで総会を開き、コンピューターゲームの腕を競う新設大会「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」を来年、サウジアラビアで開催することを決めた。IОCは今後、実施するゲームの種類を、関係団体と協議するという。

 米国内でも人気が下火の野球は「リアル五輪」ではなく、あくまでeスポーツの一環として実施されるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 MLBを主戦場とする大谷だが、左翼守備が9月以前に「前倒しされる可能性」が出てきている。そうなればすでに右肘には2度目もメスを入れているだけに、今後の投手生命にも影響しかねない。いったいドジャースに何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください