黒木メイサだけでも一見価値あり！ パッとしない「降り積もれ孤独な死よ」吉川愛ら女優陣の熱演で巻き返せるか

大人の女性感も加わって…（Ｃ）日刊ゲンダイ

　成田凌（30）主演の日本テレビ系日曜ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」（読売テレビ制作）が、イマイチ数字が伴わない。7月21日放送の第3話の世帯視聴率は3.6％（関東地区=ビデオリサーチ調べ）。初回5.2％、第2話4.8％と漸減している。TVerのお気に入り登録数も58万（25日現在）と、夏ドラマの中ではトップ10圏外だ。

「そもそも日曜ドラマ枠自体が、2023年10月期の『セクシー田中さん』の問題を機に数字を落としてきている。前作の『ACMA:GAME』は全話平均3％台で《爆死》なんて報じられていただけに、成田さんの『降り積もれ』で巻き返しを期待されたんですが……」（テレビ誌ライター）

　序盤戦はどうもパッとしないのだが、レビューサイトをのぞくと、回を追うごとに《面白い》《続きが気になりすぎます》《見ていてワクワクする》《温度低めな映像も好み》……数字とは反比例するように好意的なコメントも増えつつある。

「暗い過去を持つ刑事役の成田さんの“陰り”のある演技はもちろんですが、関係者の間では共演の女優陣が素晴らしいともっぱらです。何と言っても7年ぶりの地上波ドラマ出演という黒木メイサさんですよねえ」（スポーツ紙芸能担当デスク）

　成田の“先輩刑事”役を演じている黒木は、2023年末に赤西仁（40）との離婚を発表。現在は2児を育てるシングルマザーだ。

「黒木さん本人は演じること自体が6年ぶりで緊張しているなどとインタビューで明かしていましたが、長いブランクがあったとは思えないほど変わらぬ美貌に自然な演技……以前より落ち着いた大人の女性感も加わって、やっぱり女優さんって凄いなあと改めて実感しました。黒木さんだけでも一見の価値ありだと思いますね」（前出のスポーツ紙芸能担当デスク）

　そして“準主役”の吉川愛（24）の評価も上々だ。

「親から育児放棄された過去があり、成田さんと一緒に事件の真相を追うという難しい役どころなんですが、目の動きだけで“過去”を感じさせるあたり、大した演技力だと言わざるを得ません。仙道敦子さんの悲しいお母さん役もさすがの演技です。『降り積もれ』は脇を固める役者さんが、小日向文世さんなどベテランをはじめ、萩原利久さんといった若手も演技派揃い。お笑い芸人のカカロニ栗谷さんも、なかなかの役者っぷりで、怪しげな存在感を見せている。演技合戦も見どころのひとつでしょう」（前出のテレビ誌ライター）

　女優陣の熱演で巻き返しなるか。

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　黒木メイサと赤西仁の離婚をめぐっては「偽装離婚ではないか？」といった突拍子もない噂が出たが、下の●関連記事【もっと読む】赤西仁＆黒木メイサ電撃離婚に「偽装」を疑うあらぬ噂…日本での“再始動”へ話題づくり？…で、噂が立ち上った経緯などに触れている。