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ソフトバンク「育てながら勝つ」に夏場の試練…小久保監督が漏らしていたキャンプの不安

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月26日 17時10分

ソフトバンク「育てながら勝つ」に夏場の試練…小久保監督が漏らしていたキャンプの不安

小久保監督の手腕も大きいが…(C)日刊ゲンダイ

「言うは易し、行うは難し」だが……。

 ソフトバンクは去る24日、中村亮太、三浦瑞樹、前田純の3投手と捕手の石塚綜一郎の計4人の育成選手を支配下登録。これで今季、育成から支配下を勝ち取った選手は計8人となった。

 春季キャンプでも育成選手4人を一軍に相当するA組に抜擢するなど、若手を積極的に起用している小久保裕紀監督(52)。それでいて、2位ロッテに10ゲーム差の首位と、「育てながら勝つ」を実践している。

 ソフトバンクは昨季まで指揮を執っていた藤本前監督も球団から「育成と勝利の両立」と求められたが、結果は2年連続V逸。2022年は2位、昨季は3位で、選手の個人成績も軒並みダウン。両立を果たせなかった。

 前任者の例を持ち出すまでもなく、「育てながら勝つ」はあくまで理想論。それを小久保監督はやろうとしている。

「21年にヘッドコーチ、22、23年は二軍監督を務めた小久保監督の選手を見極める目も評価すべきだが」と、球団OBがこう続ける。

「これまでの球団の補強や、藤本前監督時代の積み重ねもあるでしょう。もっか打率.324の柳町や、同.341の正木などは前監督も積極的に起用していた選手。今季の目立った新戦力は山川とウォーカーくらい。近藤や有原などこれまでに獲得した外様が活躍していますからね。モイネロと大津の先発転向も上手くハマった。結局、戦力があってペナントで結果を残せるから育成する余裕が生まれる。チーム運営に長けた小久保監督を起用したフロントの勝利です」

 とはいえ、不安もある。昨秋キャンプと今春キャンプは球団主導で練習メニューが作られたが、「あまりの練習量の少なさに、小久保監督は『これじゃあ1年もたない』と危惧していた」(前出のOB)という。

 前半戦は文句ナシの成績を残したが、体力勝負の夏場を夏場をどう乗り切るか。小久保監督はもちろん、フロントの手腕が問われそうだ。

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