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なぜ?故障?ロッテ朗希の長期離脱にメジャー疑心暗鬼…スカウトが「一番困る」こと

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月26日 17時10分

なぜ?故障?ロッテ朗希の長期離脱にメジャー疑心暗鬼…スカウトが「一番困る」こと

佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

「なぜ、こんなに時間がかかっているのか? ひょっとして、故障してるんじゃないか?」

 メジャー球団の関係者たちが、クビをひねっている。

 佐々木朗希(22=ロッテ)が、「右腕のコンディショニング不良」で登録を抹消されたのが去る6月13日。それから1カ月半が経つのに、いまだ復帰のメドが立たないうえ、今回が今季2度目の離脱なのだから、いったいどうしたのかと疑問に思うのは当然だ。

 佐々木は去る20日、本拠地の日本ハム戦の前の練習に合流。首脳陣が見守る中、ブルペンで投球練習を行ったものの、翌日から再び二軍で調整している。

「ブルペンでピッチングをしたそうだから重症ではないだろうけど、肩か肘に不安を抱えているのかもしれない。本人は人一倍、故障に関してナーバス。少しでも不安があるようなら、実戦では投げないだろうから」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。

「ストレートの球速は開幕から160キロに満たなかった。オフのメジャー挑戦を見越して、あえて出力を落としているのかと思ったら、キャンプから調子自体が良くなかったと聞いた。メカニズムの問題なのかはわかりませんが、本人が不調を自覚していたらしい。なのにソフトバンクや日本ハムに打ち込まれると、リベンジとばかり160キロ超のストレートを連発。状態が万全でないにもかかわらず、必要以上に力を入れた反動が出たんじゃないかと思いますね」

 このスカウトに言わせると、「仮に佐々木を獲得できたとしても、実は故障していて投げられないというのが、我々にとって一番困る」とか。それだけに佐々木のコンディションには神経質になっているのだが、だからといって二軍が練習する浦和まで足を運んで状態を確認しようというメジャースカウトはほとんどいないようだ。

「このまま、シーズンが終わるまで投げないということはまず考えられない。なので一軍に復帰したときに、どれだけ状態が戻っているか。球速や球のキレ、制球などを念入りにチェックするつもりでいます」(同)

■争奪戦に及ぼす影響

 別のア・リーグのスカウトは、「メジャー球団の多くが佐々木の状態に疑心暗鬼になっているのは事実ですけど、それで手を引く球団はおそらくないでしょう」とこう続ける。

「佐々木が今オフ、ポスティングを利用するにしても、25歳ルールがあるためにマイナー契約しか結べません。格安で契約できるだけに、仮に肩や肘に多少の問題があったところで獲得に支障はないのです。相思相愛といわれるドジャースだけでなく、ウチも含めてほぼ30球団が獲得に乗り出すはずです」

 右肘靱帯が損傷、あるいは断裂しているようならともかく、ブルペンで投げているのだからメジャースカウトが言うように重症ではないに違いない。

 潜在能力が突出している投手を、格安で手に入れるチャンスだけに多少のリスクはあっても獲得を見送るメジャー球団は皆無。長期間、実戦から離れたとしても、「佐々木争奪戦」が下火になることはなさそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな佐々木朗希は昨オフ、母親と一緒に球団サイドと「泥沼交渉劇」を繰り広げたのは記憶に新しい。最終的に、球団が「あえて泥を被った本当の理由」とはいったい何か。

●関連記事【もっと読む】…では、その舞台裏について詳しく報じている。

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