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オードリーはなぜギネス記録を達成できたのか? 東京ドームライブで15万人動員の謎解き

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月29日 11時3分

オードリーはなぜギネス記録を達成できたのか? 東京ドームライブで15万人動員の謎解き

オードリー(C)日刊ゲンダイ

 お笑いコンビ・オードリーが、2月18日に開催したイベント「オードリーのオールナイトニッポン in東京ドーム」が、ギネス世界記録に認定され話題となっている。

 5万3000人のリスナーが会場につめかけ、ライブビューイングと配信を含めると合計15万6707人が視聴。芸人のライブとしては、異例の規模だった。今回、「コメディショー(ハイブリッドビューイング)のチケット販売数の最多記録」として認定されたという。

 27日深夜放送の「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)では、春日俊彰(45)が「すごいねー」といえば、若林正恭(45)も、「見に来てくれた方のおかげなんで」と答え、ふたりは喜びを爆発させた。

 同番組のスタートは2009年。「M-1グランプリ2008」での敗者復活戦からの準優勝の勢いのまま放送開始、またたく間に人気番組となった。

 オードリーは中学、高校の同級生だったふたりが00年にコンビ結成。しかし、なかなか芽が出ず、ブレークしたのは30歳の頃で、決して早いほうではなかった。内向的な若林と、ややもするとスベりがちな春日が爆発的な人気を獲得した根源には何があったのか。お笑い研究家の鈴木旭氏はふたりの魅力について改めてこう話す。

「それまでの王道を歩んでこなかったことが、逆にオードリーの個性になったのではないでしょうか。ボケ、ツッコミを入れ替え、ラストイヤー間近になってM-1準優勝を果たした遅咲きの漫才コンビですし、05年ぐらいにBSフジとニッポン放送の『お笑いネクストブレーク ANNへの道』ってイベントでネタと5分ぐらいのトークに挑戦した際には、審査員から“トークにそつがなさすぎる”と言われたと若林さんが語っていた記憶もあります。要は漫才もトークも最初から才能を認められていたわけじゃないんです」

 しかし、それが彼らの最大の武器となったという。

「その分、悩みながらアップデートし続ける若林さんには共感できるところも多いし、とがった芸人やベテランにありがちな押しつけがましさもない。春日さんは春日さんでマイペースにいろんなチャレンジを続けていて今や風格さえ漂っています。さらには、高校時代の友人や下積み時代にお世話になったショーパブ芸人を番組に招いたり、見込みのあるハガキ職人と交流したり、スタッフをチーム付け焼き刃と名付けてイジったりと、ラジオを通じてオードリー特有のエンタメをつくっていった。その手作り感が、誰にも真似できない武器になったんだと思います」(鈴木氏)

 もがき続けたことで、ついにオリジナルなエンタメを生み出したことが最大の勝因のようだ。

  ◇  ◇  ◇

 オードリーを作り上げた要素の1つに「男子高出身」というものがあるようだ。●関連記事【もっと読む】サンドウィッチマン&オードリー人気に共通点 男子校で培われた屈託のない関係性が支持される…では、深く掘り下げている。

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